像倍率は、被写体の大きさ(高さ)に対するカメラ内に出来る像の大きさ(高さ)の比で
す。レンズの主点(中心点)から被写体までと、像のある位置までとの距離の比に等
しいです。被写体とレンズの主点との間に作られる三角形と、同じく像と主点との間
に作られる三角形が相似形だからです。
レンズの像までの距離は、像距離と呼ばれます。上に書いたことを式で整理しますと、
次のようになります。
像倍率=像の大きさ/被写体の大きさ=像距離/被写体距離
ところで、カメラ内にできる像までの距離ですが、焦点距離との差は、大変に小さく、
焦点距離と置き換えても、よほどの高倍率の接写で無い限り、近似値として使えます。
つまり、像距離/被写体距離=焦点距離/被写体距離と考えます。したがって、上の式
を、次のように整理し直すことにします。その方が使いよいからです。
像倍率=像の大きさ/被写体の大きさ=焦点距離/被写体距離
さて、僕のカメラですが、焦点距離は、ガイドブックによると、35mmフィルム換算で
36(W)-432(T)mmと記されています。
広角だと36mm、望遠側だと432mmまで焦点距離が変化するということでしょう。
倍率との関係で、この二つの数値の持つ意味を考えたいと思います。
理解しやすいように36mmは、40mm。432mmは、400mmという値だということに
させて頂きます。
被写体が4mの位置にあるとします。何があるといいです? 恋人?
夏ですから、被写体は、花火にしましょう。恋人ないし家族と一緒に花火大会と行き
ましょう。
「豪華花火、大空に炸裂」
袋に記してある文句にわくわくしながら、花火に点火したあなたは、カメラを構えて
います。
シュシュシュ~ル、バ~ン
1メートルの高さで、爆発しました。
(どこがや! どこが大空や・・・)
と、不満に思いながら、広角で慌てて撮影しました!
(どうもブレている)
倍率はというと、40mm/4m=40/4000=1/100です。
同じ花火を、望遠側で撮るとすると、倍率が上がり、1/10の大きさで撮ったこと
になります。倍率が高いということは、それだけ被写体が動くことにより、その倍率
に応じて、ブレが大きくなるということです。というわけで、広角で無理。望遠なら
ば、なお一層、無理なんだということですね。
しかし、あきらめる必要はありません。被写体の位置を遠くにもって行けばいいの
です。倍率か高すぎてブレるということは、逆に言うと、倍率を低く抑えられれば、
ブレを小さく出来るはずですよ、理論上はね。
本物の花火大会で、ベスト撮影スポットるされるところは、打ち上げ地点から400m
にあると言います。この地点からだと、倍率は、望遠で400mm/400mです。
つまり、1/1000です。倍率が低くなっているでしょう。
これなら、いくら距離が遠くてもピントを合わせやすいはずです。地上1mの花火よ
り100m上空まで打ち上げられる花火の方が光る時間が長いと思います。その点
でも、いくらか気持ちが楽です。
「DS-20」という初期のデジカメの焦点距離は、約6mmでした。これだと6mほ
ど前に立ってもらえば、パンフォーカス(画像のどの地点でもピントがあっているよ
うに見えるということ)になったのではないでしょうか。
ちなみに、カメラつきフィルムと言われた使い捨てのカメラは、2~3m先にピント
が合うようにされていたようです。この距離で、倍率は、1/1000ぐらいだった
のでしょう。それと同じなんです。
つまり、倍率での比較では、400m先で打ち上げられ地上180mあたりで炸裂す
る花火が、4m先の身長180cmぐらいの人を写す使い捨てカメラのポートレート
と難易度では変わらないということ。もちろん、倍率だけの話ですが・・・
(楽勝や~♪)
大空で炸裂する花火大会の花火の方が、至近距離で見る花火より、撮影に適して
いるかどうかは、実際に確かめるしかないですね。
人の頭しか写ってなかったりして
す。レンズの主点(中心点)から被写体までと、像のある位置までとの距離の比に等
しいです。被写体とレンズの主点との間に作られる三角形と、同じく像と主点との間
に作られる三角形が相似形だからです。
レンズの像までの距離は、像距離と呼ばれます。上に書いたことを式で整理しますと、
次のようになります。
像倍率=像の大きさ/被写体の大きさ=像距離/被写体距離
ところで、カメラ内にできる像までの距離ですが、焦点距離との差は、大変に小さく、
焦点距離と置き換えても、よほどの高倍率の接写で無い限り、近似値として使えます。
つまり、像距離/被写体距離=焦点距離/被写体距離と考えます。したがって、上の式
を、次のように整理し直すことにします。その方が使いよいからです。
像倍率=像の大きさ/被写体の大きさ=焦点距離/被写体距離
さて、僕のカメラですが、焦点距離は、ガイドブックによると、35mmフィルム換算で
36(W)-432(T)mmと記されています。
広角だと36mm、望遠側だと432mmまで焦点距離が変化するということでしょう。
倍率との関係で、この二つの数値の持つ意味を考えたいと思います。
理解しやすいように36mmは、40mm。432mmは、400mmという値だということに
させて頂きます。
被写体が4mの位置にあるとします。何があるといいです? 恋人?
夏ですから、被写体は、花火にしましょう。恋人ないし家族と一緒に花火大会と行き
ましょう。
「豪華花火、大空に炸裂」
袋に記してある文句にわくわくしながら、花火に点火したあなたは、カメラを構えて
います。
シュシュシュ~ル、バ~ン
1メートルの高さで、爆発しました。
(どこがや! どこが大空や・・・)
と、不満に思いながら、広角で慌てて撮影しました!
(どうもブレている)
倍率はというと、40mm/4m=40/4000=1/100です。
同じ花火を、望遠側で撮るとすると、倍率が上がり、1/10の大きさで撮ったこと
になります。倍率が高いということは、それだけ被写体が動くことにより、その倍率
に応じて、ブレが大きくなるということです。というわけで、広角で無理。望遠なら
ば、なお一層、無理なんだということですね。
しかし、あきらめる必要はありません。被写体の位置を遠くにもって行けばいいの
です。倍率か高すぎてブレるということは、逆に言うと、倍率を低く抑えられれば、
ブレを小さく出来るはずですよ、理論上はね。
本物の花火大会で、ベスト撮影スポットるされるところは、打ち上げ地点から400m
にあると言います。この地点からだと、倍率は、望遠で400mm/400mです。
つまり、1/1000です。倍率が低くなっているでしょう。
これなら、いくら距離が遠くてもピントを合わせやすいはずです。地上1mの花火よ
り100m上空まで打ち上げられる花火の方が光る時間が長いと思います。その点
でも、いくらか気持ちが楽です。
「DS-20」という初期のデジカメの焦点距離は、約6mmでした。これだと6mほ
ど前に立ってもらえば、パンフォーカス(画像のどの地点でもピントがあっているよ
うに見えるということ)になったのではないでしょうか。
ちなみに、カメラつきフィルムと言われた使い捨てのカメラは、2~3m先にピント
が合うようにされていたようです。この距離で、倍率は、1/1000ぐらいだった
のでしょう。それと同じなんです。
つまり、倍率での比較では、400m先で打ち上げられ地上180mあたりで炸裂す
る花火が、4m先の身長180cmぐらいの人を写す使い捨てカメラのポートレート
と難易度では変わらないということ。もちろん、倍率だけの話ですが・・・
(楽勝や~♪)
大空で炸裂する花火大会の花火の方が、至近距離で見る花火より、撮影に適して
いるかどうかは、実際に確かめるしかないですね。
人の頭しか写ってなかったりして
親切な説明ですね! カメラのことは詳しく分からないのですが、読ませていただくだけで、上級者になった気分。ありがとうです
もし花火など撮られたら、またみせてくださいね
上級者どころか、ただの初心者ですけど、誉めていただいて嬉しいです。
極力、ご期待に添えるようにします。
花火撮影がんばってね~
今のデジカメ花火モードまであるものね
私は一度も撮った事ないのだけど。。。
介護の合間、時間が出来たら是非挑戦してみたいと思います。