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孫崎享氏 / 「戦後史の正体」の朝日新聞書評への反論

2012年09月30日 17時32分56秒 | Weblog
朝屁新聞が

孫崎享氏著「戦後史の正体」につき、

書評を掲載したようです。

それへの反論を

孫崎氏が

ツイッタ―上でされています。

リンク

そのままでは読みにくいと

思いましたので、

下記に

ぶつ切れのツイートをつなぎ、

区切り直しました。

内容が同じでも

雰囲気が違っている

ということはあるでしょうが、

記入漏れ、重複、

その他、

内容に影響する場合を除き、

まとめ方の

異論は、ご容赦のほど

お願いします。


<孫崎享氏による「戦後史の正体」の朝日新聞書評への反論 >

30日朝日新聞が「戦後史の正体」の書評を出した。目を疑う位低レベルの書評だ。朝日新聞は「この書評は適切でなかった」とお詫びの文書を掲載すべきだ。余りに馬鹿馬鹿しいから、全体を論ずることなく、最初の数行をみてみたい。冒頭

「ロッキード事件から郵政民営化、TPPまで全ては米国の陰謀だという本。米国が気に入らなかった指導者は全て検察によって摘発され、失脚してきたという。著者の元外務省情報局長という立派な肩書きも後押ししてか、大変に売れている。しかし本書は典型的な謀略史観でしかない」。わずかこれだけの行でも全記述に疑問がある。事実と違う。

「米国が気に入らなかった指導者は全て検察によって摘発され、失脚してきたという」、私の「戦後史の正体」のどこにそんなことが記述してあるか。

日本の政治家を追い落とすパターンを
①占領軍の指示で公職追放、
②検察基礎(これは、「検察起訴」の誤植と思います:忠太)、
③政権内の主要人物切り捨て、
④党内反対勢力高める、
⑤大衆動員と分けた。

この分類分けをしている事だけ見ても「米国が気に入らなかった指導者は全て検察によって摘発され、失脚してきた」という記述は間違いである。

ロッキード事件は、「キッシンジャー自身が中曽根元首相にやり過ぎ」と述べてる。中曽根元首相の記述が嘘だというのか。「中曽根元首相の嘘を信じているとんでもない本だ」と書けるのか。米国はロッキード事件に何の関与もなかったというのか。TPP,これに米国の働きかけがないというのか。

馬鹿いっちゃいけない。TPPは米国の圧力そのものでないか。郵政民営化に米国の働きかけがないというのか。「謀略史観」と批判している人の最大の欠点は、論じられている個々の案件について全く論ずることなく(多くの場合能力がない)、全体を「謀略史観」として批判する。

「元外務省情報局長という立派な肩書きも後押ししてか」と書いているが、この世の中、「元外務省情報局長という立派な肩書き」で本が売れるお目出度い世界でない。「元次官」の本の売れ行きを調べたら良い。20万人の人が買った。この人達を冒涜してはならない。

読者一人一人は、この佐々木俊尚とかいうより、はるかに優れたコメントを出来る。朝日新聞、売れている本を単に貶めようとする書評しか掲載できないなら、書評欄なんてやめてしまえ。

朝日はこの書評で如何に自分達のレベルが低いか、少なくとも20万人の読者に示した。朝日新聞が高質新聞と信じている人々よ。私の本を読み、この書評を読めば、改めて朝日新聞のレベルの低さが判る。

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