のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

がれき処理を東北被災三県以外の自治体が引き受けるとして、無償ならば、許せる。

2012年02月17日 00時52分35秒 | Weblog
前記事の重みが

否が応でも増すインタビューがあります。

11年12月18日、ジャーナリストの岩上安身氏により

なされたものです。

山内知也神戸大教授(放射線計測)という方の人柄がよくわかります。

書き起こしは、

「まりんのブログ」という

サイト管理者が丁寧にしてくれています。

さて、このインタビューは、2時間30分に及びます。

疲れますけど、聞く値打ちはあります。

聞いてみたいと思われた方は、

是非、上の「インタビュー」の文字列を

クリックしてくださいね。

動画を掲載しているサイトに移ります。

さて、僕が特に、

この 山内知也神戸大教授のお話で

感銘が深かったのは、

福島の再生を本気で考えておらんれる点でした。

それにつき、

概説させて頂きますが、

要約して言うと、

「がれき処理するなら、無償で福島のためにやれ」

ということになります。

たとえば、

大阪ががれき処理をして

補助金を受け取ってしまえば、

本来、復興のため福島に流れるべき

資金を大阪で消費してしまうことになります。

だからって、無償ではちょっと…できない、

という政治の現状を前提にして

氏が提案されるのは、

中通りと言われる地域にある建物の屋根をすべて

ソーラーパネルにせよ、ということです。

がれき処理は、

どこまでも被災地の復興なため

という旗色を

鮮明にしてしなければ、

堕落するのですね。

以下、僕の文章ですが、

自分の理解した範囲で氏の見解を述べます。

提案理由として、

まず、思い起こして欲しいのは、

政府や東電、マスコミなどが言っていること。

よく耳にしますね、

外から放射性物質が侵入するので

“安全”な程度に

除去するのは、もはや不可能である、と。

実は、これ、完全に嘘らしいです

(一度、粘土等に付着した放射性物質は、

簡単には移らないからです)――。

氏によれば、

もし、本気で放射性物質を

除去したいなら、

屋根をふき替えればいいんだ、といいうことです。

それをしないのは、

「金がかかる」という金勘定があるからです。

高圧の水を吹き付けて

屋根を削り取るという最悪の選択肢を選んで、

現政権は、金をどぶに捨てるような真似をしています。

削る取るという発想では、

屋根が

屋根でなくなるほどに

ぺらぺらになってしまわない限り、

効果が見えません。

この際、

考え方を逆転すればいいのです。

災い転じて福となすということです。

中通り一帯の家の屋根を

すべてソーラーパネルにする、

そうすれば、復興都市として注目を浴びます。

若者も福島に留まるでしょう。

しかも、屋根をふき替えてあれば、

放射能の影響がありませんので、

健康に不安がありません。

というわけで、

今以上に、

放射性物質を拡散する必要性もありません。

他の自治体に

がれきを受け取ってもらわず、

福島県で処理場を建設すれば雇用を生むでしょう。

大切なことは、

福島の復興に夢が感じられることです。

――考え方の骨子は、

大体、以上の通りだったと思います。

実際にビデオを見れば、

僕の、この記事でしている言い回しと

氏のしているそれとは、

かなり異なるのが分かります。

しかし、でっち上げは、一切していないつもりです。

そこのところは、

忘れずにいて下さい。

言い回しの向こう側にあるものは一致している、

という自覚のもとに

僕はこの文章を記しました。




☆ なお、福島での放射能測定結果に関する11年9月20日公表の

神戸大学 山内教授の論稿 「放射能汚染レベル調査結果報告書」(PDF)は、

次のサイトにリンク付けされています。

☆ 子どもを守ろう SAVE CHILD

せっかくなので、僕のサイトにもリンクづけしておきました。

興味ある人は

論文名をクリックして見て下さい。

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