標題の「死ぬべき人は死んだ」という発言は、
1945年9月6日、
原爆製造計画副責任者のファーレル准将が
東京で記者会見した際に吐いた言葉なようです。
広島や長崎で被爆した人をこんな風に表現していたのですね。
知らなかったです。
石原都知事が東北の悲惨な状況を前にしてした
「天罰発言」に近いです。
この言葉に、
同准将は、こう続けました。
「9月上旬、放射能で苦しんでいる者は皆無だ」と。
アメリカとしては、
被爆の実態には触れたくなかったのだと、
矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授は述べられます
(週刊「金曜日」4/8号、同氏・文「米国の核戦略が被害を隠した」参照)。
核兵器を使うには
どうしても、その武器の非人道性を隠さざるを得ないというのが、
そう考察される理由でしょう。
たとえば、戦後生まれてくる子どもが戦争のせいで死ぬ必要などありません。
なのに死んでいます、小児がんという形で。
その数、戦後5年経って、3倍に膨れ上がったと言います。
アメリカとしては、原爆の影響かも、というような話は秘すべき事柄です。
彼の国のICRP(国際放射線防護委員会)は、
原爆や大気圏核実験で世界にばらまいた放射性降下物について
危険濃度以下に薄まったから“誰にも”被害を与えていないと断言しています。
福島原発からの汚染水垂れ流しについての政府見解と似てます。
本当なんでしょうか。
改めて、考えてみたいです。
1951年、
NCRP(合衆国放射線防護委員会)の、
それまでしていた内部被ばくに関する委員会審議を突然、
打ち切ったと言います。
そして陣容がほぼ同じなのに、
なぜかICRPがNCRPに取って代わったのは、
内部被ばくの問題を無いものにしたかったから、というのも
あながち不当な推測ではありません。
こんなこと、知りたくなかったけれど、
原爆投下後小児がん死亡率が3倍に跳ね上がったというのは、
上に述べたとおりです。
しかも大気圏核実験が行われる度、
その死亡率が上昇。
ただ、天井に突き当たったがごとく
部分的核実験停止条約が締結された以降、
低下傾向を示しているようです。
「放射性物質といえど、希釈されれば、人体に無害」
という考えでは、死亡率の増減は説明できません。
参考までに、
下記に5~9歳の日本の子どもの
がん死亡率の推移を追った表を紹介しておきます。
典拠は、矢ヶ崎氏の上掲論稿です。
1945年9月6日、
原爆製造計画副責任者のファーレル准将が
東京で記者会見した際に吐いた言葉なようです。
広島や長崎で被爆した人をこんな風に表現していたのですね。
知らなかったです。
石原都知事が東北の悲惨な状況を前にしてした
「天罰発言」に近いです。
この言葉に、
同准将は、こう続けました。
「9月上旬、放射能で苦しんでいる者は皆無だ」と。
アメリカとしては、
被爆の実態には触れたくなかったのだと、
矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授は述べられます
(週刊「金曜日」4/8号、同氏・文「米国の核戦略が被害を隠した」参照)。
核兵器を使うには
どうしても、その武器の非人道性を隠さざるを得ないというのが、
そう考察される理由でしょう。
たとえば、戦後生まれてくる子どもが戦争のせいで死ぬ必要などありません。
なのに死んでいます、小児がんという形で。
その数、戦後5年経って、3倍に膨れ上がったと言います。
アメリカとしては、原爆の影響かも、というような話は秘すべき事柄です。
彼の国のICRP(国際放射線防護委員会)は、
原爆や大気圏核実験で世界にばらまいた放射性降下物について
危険濃度以下に薄まったから“誰にも”被害を与えていないと断言しています。
福島原発からの汚染水垂れ流しについての政府見解と似てます。
本当なんでしょうか。
改めて、考えてみたいです。
1951年、
NCRP(合衆国放射線防護委員会)の、
それまでしていた内部被ばくに関する委員会審議を突然、
打ち切ったと言います。
そして陣容がほぼ同じなのに、
なぜかICRPがNCRPに取って代わったのは、
内部被ばくの問題を無いものにしたかったから、というのも
あながち不当な推測ではありません。
こんなこと、知りたくなかったけれど、
原爆投下後小児がん死亡率が3倍に跳ね上がったというのは、
上に述べたとおりです。
しかも大気圏核実験が行われる度、
その死亡率が上昇。
ただ、天井に突き当たったがごとく
部分的核実験停止条約が締結された以降、
低下傾向を示しているようです。
「放射性物質といえど、希釈されれば、人体に無害」
という考えでは、死亡率の増減は説明できません。
参考までに、
下記に5~9歳の日本の子どもの
がん死亡率の推移を追った表を紹介しておきます。
典拠は、矢ヶ崎氏の上掲論稿です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます