のんきに介護

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NHK・ためしてガッテン / 「40代から多発!恐怖の『隠れ心臓病』」

2013年08月04日 20時05分01秒 | Weblog
<NHKの解説>

突然、ギュッと胸が痛くなる「心臓病」。
年をとってから気にする病気・・・かと思いきや、なんと40代が発症のピークという、ナゾの心臓病の存在が明らかに!
しかもこのナゾの心臓病、心臓がすごく痛いにもかかわらず、最新の画像検査を受けても異変が見つからないというのです。
もう一つご紹介するのが、どこも痛くないまま、突然死を招くタイプの心臓病。こちらは、体のあるトラブルによって、心臓のピンチを知らせる「痛み」という警報装置が作動しなくなってしまうのです!
大切な命を守るために、あまり知られていない2つのタイプの心臓病の最新情報をお伝えします。

番組ディレクターからのひとこと

謎の心臓病、
この方々の声を聞いてください


私の父親が心臓の手術を受けたことがあります。医師から「安全な手術なので心配いらない」といわれても、心臓は命に直結する臓器。不安でたまりませんでした。
今回取材に応じていただいた患者さんたちは、同じような心臓病に悩んでいる方の助けになればということで、思い出すのもつらい体験談を克明に打ち明けてくださいました。「謎の心臓病」に悩んできた方々の貴重な経験を番組でお伝えすることで、一人でも多くの方の胸痛が救われたり、早期発見につながったりすることを願っています。


更年期女性に多い「微小血管狭心症」

心臓自身に血液を送る血管というと、まず思い浮かぶのは、太い冠動脈。
でも実際は冠動脈から枝分かれした細い血管が網の目のように心臓の筋肉の中に張り巡らされています。
実は、ナゾの狭心症は、画像には映らない、この細い血管が狭まることで起きていたのです。
その大きな原因の一つと考えられているのが、血管を広げる働きのある女性ホルモン・エストロゲンが減少してしまうことです。
この心臓病は「微小血管狭心症」と呼ばれ、更年期の女性の10人に1人はこの病気を発症すると考えられています。
微小血管狭心症は、重症化するケースはまれにしかありませんが、胸痛が重くなると生活に大きな支障をきたすことも。
気になる症状がある方は、病院で診察を受けることをおすすめします。

痛みがないまま
心臓がピンチに!?


続いては、もう一つ別の心臓病について。
心臓の冠動脈が狭くなっているのに、胸の痛みがないため、気づいたときには手遅れという場合もある、恐ろしい狭心症があります。
せきが止まらなかったBさんは、病院で検査を受けたところ、冠動脈がなんと9割も狭まっていることが判明、緊急手術を受けることに。
なぜ心臓が危険な状態にもかかわらず、痛みを感じなかったのでしょうか?
実はBさんは、糖尿病が原因で、心臓の痛みを感じる知覚神経の感度が鈍くなってしまっていたのです。
このような狭心症は「無痛性狭心症(無症候性心筋虚血)」と呼ばれ、糖尿病や加齢によって痛みを感じにくくなっている場合に起こるものです。
Bさんの場合、「せき」も、心臓の機能が低下して肺に水がたまってしまっていたことが原因で起きていました。
胸痛のほかにも「止まらないせき」や「息苦しさ」が心臓のピンチを知らせるサインである場合もあるので、見逃さないようにしてください。

今回のお役立ち情報

微小血管狭心症について

心臓の筋肉の中を張り巡らされた無数の細い血管が狭くなって起こる「微小血管狭心症」。その大きな原因の一つが、更年期を迎えた女性に起こる、女性ホルモン・エストロゲンの分泌低下と考えられています。
微小血管狭心症は、運動時などに多く起こる通常の狭心症とは異なる特徴があります。代表的な症状は次のようなものです。
・ 安静時に発症
・ 広範囲な胸の痛み
・ 痛みが5分~半日続く
上記の症状に加え、「冷え」や「頭痛」「疲労感」などの更年期障害の症状にお悩みの場合は、微小血管狭心症が疑われます。気になる場合は、病院を受診されることをおすすめします。
微小血管狭心症の治療には、血管を広げ血圧を下げる作用のあるカルシウム拮抗薬、そして更年期障害の症状を併発している場合はホルモン補充療法などが用いられます。

無痛性狭心症について

無痛性狭心症は、胸の痛みを感じることなく、冠動脈が狭まってしまう病気「狭心症」を発症するものです。気づかないまま放置していると、冠動脈が完全に詰まって心筋梗塞になってしまい、最悪の場合、突然死を招く危険もあります。痛みを感じないのは、糖尿病や加齢などで、心臓の痛みを感じる知覚神経の感度が鈍くなることが原因です。
「胸痛」のほかにも、「止まらないせき」や「息苦しさ」が心臓の機能の低下を示すサインである場合もあるので、見逃さないよう。
また、高齢の方、糖尿病を患っている方は、検診などで心臓の状態を定期的にチェックすることをおすすめします。

以上引用元:NHKホームページの解説/リンク

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