どこか似ている京都大学と相撲協会

カンニングをする者は、

通常、挙動不審になるものです。

その点、オバマ大統領は、

演説の原稿を読んでいても、それと感じさせないでしょ。

彼が演説の名手と謳われる所以です。

日本では、テレビカメラの前で、

カンペと称する看板をスタッフが捧げもって

タレント達を助けていたりします。

お茶間の人が

「この挙動不審者め！」

と思わない限り、それは正当な行為です。

あるいは、正岡子規、石川啄木といった文学者も

若い頃、カンニングをしたそうです

（ウィキペディア・「カンニング」の項参照）。

この二人の文学者の足跡には

反社会的な匂いがなく、

彼らにあって

カンニングとは、文明の利器享受の原点だった！

そう思いません？

この際、です。

ケータイの持込みＯＫ、ということにして

その技を学生たちに競わせる、という発想をする方が

学問の府にふさわしい姿ではないでしょうか。

試験中、ヤフー知恵袋は大入り満員。

その甲斐あって、自信に溢れた回答が目白押しになるでしょう。

しかし、ベストアンサー、必ずしもベストではない。

どの回答を選ぶかで、

合否を決めればいいと思います。

全員持ち込み自由となれば、公平性を害しません。

如何でしょう？

今回のようなカンニングに対抗して、

嘘か本当か知りませんが、

通信を妨害するための電波の発信さえ検討されているとか。

もし、それが事実なら電波法違反です。

犯罪者が犯罪を取り締まるのは、

一種の欺瞞ですぞ、教授さま！！！

合格のためには夜の睡眠時間を削り、

ねじり鉢巻、「必勝」の二文字に命をかける受験生は、古いタイプの人間です。

今や、アニメの世界にしか存在しないのでは？

カンニングをした件の受験生に今一度、受験のチャンスを与え、

成績次第で入学を許した方が

粋だし、時代の流れに沿う有意味性があります。

そうしたからって、

最高学府としての質が低下するとは思えません。

かえって世界的なニーズに即応しえる人材を生むのではないでしょうか、

たとえば、オバマ大統領のような。