のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

さるまった~失礼。

2012年02月07日 11時21分55秒 | Weblog
イトーヨーカ堂が大阪市阿倍野区にも

進出しました。

そのイトーヨーカ堂の

店内を

うろうろとしていて

男性用の下着売り場に

でこましました。

そこで、

異な物、発見!

商品名「申又」でございます。

これは、ひょっとして

「さるまた」と読むのではないか

と思うと同時に、

「そりゃ、また失礼」と断るべきところ、

「さるまった~失礼」

とのたまう

コントを思い出しました。

植木等さんが昔、

流行らせたコントの落ち、

「こりゃまた失礼」のパロディなんでしょうね、

三谷幸喜監督の

「笑の大学」という映画に出てきました。

下着ギャグって言えば、

「必死のパッチ」

というのもありますね。

こちらは、ほとんど、意味不明なんですが、

一説には、

忙しければ忙しいほど、

パッチのゴムは

切れやすい

(ぶらさがる布地の重量がパンツとは異なるのです。

物理的に切れやすくて当然)

という長年にわたって確かめられた

経験的事実(!)に基づいて、

関西圏で発生した慣用句だとされてます。

つまり、冬場、

猫の手も借りたいほど忙しいときに限って

パッチのゴムが切れ、

寒いので

脱ぎたくないのに、

脱げて来る…という不都合が生じます。

だから用心して

ずり落ちないよう気をつけながら

仕事をする羽目になります。

そっから逆に、

何事かに気を奪われ、

追い立てられたような気持ちになったとき、

その状態を形容して

パッチを引き合いに出した、

この表現、「必死のパッチ」が使われ始めたというわけですね。

もちろん、真偽のほどは不明です。

でも、面白いでしょ。

実際、ゴムの入っていないパッチ着用という

情けない恰好で仕事している、

お茶目な(人によっては、

ぐうたらな――と評してくれますが)

自分を想像して見て下さい。

ずり落ちないよう

(1)手で掴(つか)みあげる、

もしくは、(2)足を広げて摩擦の力で支えるってね、

苦痛ですよ、きっと。

普通に仕事するのに比べ、

ストレスは10倍かもな、と思えます。

こうなったら、

下着のパッチ君に

がんばってもらうしかないですかな。



*「これでも、ずり落ちませんよ」(必死のパッチ君・談)


うかつに跪(ひざまづ)くこともできないです。

腹のあたりで布が垂れ、

横から見てゴムのないのがバレますものね。

えっ? パッチも垂れるけど、

腹の肉も垂れるからバレないって…(う~ん)。

さるまった~、失礼しました。  

ま、それはそれとして、

こういうギャグは、一度聞くと耳にこびりついて

離れなくなりますな。

他になかったっけと考えている内、

サルマタには

「股引(ももひき)」という

言い方もあったな、

それぞれどう違うんだっけか

などと、やおら気になり出しました。

こちらは、ギャグじゃないし、

笑い死にはしません。

でも、

(なんじゃらほい)

と思いつつ、

知らないまま終わるのは、癪でしょ?

それで調べました。

「短い順にいうと猿股→股引→パッチとなって、

膝まであるのが股引、

足首まであるのがパッチ」

「梅an先生の相談室」参照))らしいです。

なお、「申又」は、

下着メーカー、「福助」の

商品名のようです。

ステテコなど、

他はそうではないということが分りました。

勉強、なったな…

さらにまった~(更にまた)、考察に奮励努力いたします。



※ 追記

「必死のパッチ」について。

「weblio」というサイトに、

次のような解説がありました。

――「必死」の強調。「ひっし」は「七」、「ぱっち」は「八」。「なすがまま、きゅうりがパパ」「書いてちょんまげ」のような語呂合わせで、「パッチ」そのものには意味はない。手ぇ抜いとったんちゃうわ、必死のパッチで走ったわい。今は大阪弁探すのんより、仕事探すのんに必死のパッチやねん!――

僕の説明より、

こちらの方が簡潔かも、ですね。

しかも簡潔な分、垢抜けして見えます。

ただし、「ひっし」に

「ひち」を読み込むには無理があるのではないか、と思います。

「はち」も同様です、

「パッチ」と聞いた際、「はち」を連想しうるか…?

音が似ていればこそ、

かえって違う単語と、大脳が認識するでしょう。

語呂は確かにいいけれど、

「ひっし」が「ひち」を、

「ぱっち」が「はち」を自然に結びつけ

思い起こさせるのでなかったら、

言葉遊びになりません。

そのような

素朴な疑問が拭えない以上、

語呂合わせの限界を

超えているんじゃないでしょうか。

後でこじつけた理屈との

印象がある所以です。

そんなわけで、

上の本文に書いた通りの理解を維持しておきます。


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3 コメント

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Unknown (にっこ)
2012-02-19 02:35:43
忠太さん、御無沙汰しています。
いつもありがとうございます。

この前お邪魔した時、少し拝見して、
忠太さんが被災地に行かれたことを知りました。
でも、変なコメントを残してはいけないと思って…そしたら忘れてしまっていました。ごめんなさい 

結局、コメントが書けそうなのはここだな…と納得してここの記事を選ばさせて頂きましたよ。


必死のパッチっていう言葉は大阪では当たり前のように使われているんですかね?
雀々さんが本を出されておりましたが、必死のパッチという題名でしたよ。

あんまり変なことを書いてたらまた忠太さんにツッコミを入れられてまう?ので、今回はこの辺りでお暇させていただきますよって。

さるまった~、失礼しました 

お後が宜しいようで… 

明日学校へ行かんといけんのんで、もう寝ます 

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☆にっこさんへ (忠太)
2012-02-19 23:56:23
大阪では、必死のパッチって当たり前に使ってますね。
他の地方では全然通じなくて、説明に必死のパッチになってしまうというわけでして…

考えたら、面白い表現ですよね。「必死のマスカラ」とか「必死のメガネ」、「必死の孫の手」などなどあってよさそうなのに、「必死の」とくれば、大阪ではパッチなのですね。

さて、寒い日が続きます。女性用のパッチが欲しいところですね。女性用が普通に出回れば、この話題、もっと盛り上がるでしょうね。

お風邪など股引きなさいませんように。では、これにて。

あ~、それとコメント、僕は、これまで絡みすぎたのかな。。。

気を遣ってくれて、ありがとうっす。それと、ごめん。
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追記 (忠太)
2012-02-20 00:43:07
「必死のマスカラ」とか書いていて、「必死の鉢巻き」という表現を思い出しました。必死のパッチって、ここから来たのかもしれないですね。

ひとりの受験生が
「ねじり鉢巻きでがんばります」
と宣言したとき、
「頭寒足熱」の生活の知恵を伝えようとして「必死の鉢巻きは、効果がない。必勝・必死のゼロ戦のパイロット、皆死んだやん。どうせやるんなら、必死のパッチや。パッチを穿いて、足下を温うして勉強せい」というアドバイスをした、そのあたりがこの表現の起源かもしれないですね。

にっこさん、ありがとう。なんとなく、これならば納得できるという説に辿りつけました。
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