のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

「育児・介護を外国人に任せよう」という甘い考えについて

2014年06月14日 18時04分29秒 | 経済生活
日刊ゲンダイの6月14日付記事、

「育児を外国人に任せる時代が来る」において

移民の

労働力に期待する

人の

考え方が紹介してありました。

(この人、

頭、大丈夫なん?)

という内容でした。

ある電機メーカーの人事課長は

こう言っているとのこと。

「外国人家政婦に支払う月収は、

5万~7万円。

香港では

毎月の世帯収入が20万円程度あれば、

フィリピン、インドネシアなど

対象国を

限定し、身元引受人に

なることができる。

日本で実現すれば共働き夫婦にとっては

助かるだろう」と。

この考え方の

どこが異様か分かりますか。

それぞれの国の物価水準を無視して

「報酬額」

を査定しているところが

幼稚と言うより、

分析の体をなしてません。

月収5万~7万円で

日本では生きていけないのじゃないでしょうか。

生きていけないとなりゃ、

借財するでしょう。

香港では

毎月の世帯収入が20万円程度なら、

身元引受人になる

というけれど、

確かに、

フィリピン、インドネシアで働くのが

前提なら、

責任を問われないだろうから、

身元引受人になるのです。

日本でも

身元引受人になろうとすれば、

なれます。

しかし、なろうとする人はいないでしょう。

だって、

借財するのが

目に見えていて

どうして無限責任を負う身元引受人などになれます?

借財のため、

職場(育児)放棄の

可能性が

高くなります。

最悪の場合は、

託された子どもの生命身体が

危険に晒されます。

また、移民受け入れ賛成論者の

女性人事課長の

意見も紹介してありました。

この人によると、

男性が

育児参加しない現状では、

外国人家政婦を利用することがあってもいいのでは、

ということです。

要するに、

“イクメン”の代わりというわけです。

この人も

致命的に分析力および判断力に欠けてます。

旦那は、

日本語がしゃべれるわけでしょ?

育児に協力的でないのは

日本の

男性に多い特徴です。

しかし、

だからって

日本語が堪能でない外国人に

わが子を

任せるのですか。

まるで、

奴隷を受け入れて、

その人たちに

自分の代わりをやらせる発想です。

そんな考え方に

現実味がありますか。

日本語をうまくしゃべれない人たちが

ただ働きのような

労働環境下で

育児に専念たって、

限界があるんじゃないでしょうか。

それが

分からんという人の頭の中が

むしろ、分からんです。

介護も

社会問題化するほど

大変な

仕事です。

従って、こちらも頼ることになる

というのが

どうも、

日刊ゲンダイの記者、

溝上憲文氏の

立てた見通しなようです。

記者なのに、

そんな他人任せな

考え方で、

育児や介護を可能と判断する

問題意識がそもそも信じられないです。



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