3・11のとき、
外国から今戻ったというジャーナリストが
原発の
危険性を作り出したのは、
“反原発”の
人たちだという論稿を
雑誌の
サイトに寄稿した人がいて
驚いたことがある。
その責任論の論拠は、
“反原発”派が
原発の安全性を知らない
というにあった。
そういう理不尽な反対を前にして
使用済み核燃料を保管するためプールを原発の敷地内に作る
というもっともしてはならないことをした、
というわけだ。
その人によると、
自分は、
“見学”をしたので、
原発がいかに安全かを知っているというわけだ。
読みながら、
この人は、なぜ、ジャーナリストでいられるのか、
という深い疑念を持った。
原子力班田の専門家でもないものが
ただ一度の観察で
安全か否かの判定など不可能だ。
それがなぜ、
自覚できないのか、
不思議だった。
今回の選挙に関し、
同じ苛立ちを持たされた。
というのも、
筋立てが全く同じな
論拠で
不正選挙はなかったという
立論をしている方を
ツイッター上で見つけたからだ。
百聞は一見に如かずなので、
以下、引用する。
発信者は、
黒猫(横浜)@Tomynyo さんと仰る方だ。
――開票に関しては思ってたよりセキュリティーが緩いと感じた
詳しく見てないけど持ち物チェックとかもないし、身分証チェックもないので素知らぬ顔をして潜り込めば開票作業所内まで入っていける感じ(勿論、後でバレルと思うが・・・)
見学はかなり自由だった 不正がと言ってる人は是非見学を!〔8:14 - 2014年12月15日 〕――
――開票はまず手作業で候補者毎に票を分けて、二次検査へ
ここでチェックをした後、票を数える機械(ムサシ)で100枚ずつ数える その後1000枚の束にして、立ち会い人が順番に確認して、各党、議員の票になる
少なく黒猫が見た範囲では不正をするのは難しいと感じたけどね〔8:18 - 2014年12月15日 〕――
読んでわかる通り、
見た印象を語っているだけだ。
不正選挙が
あったか否かは、
「ムサシ」
という高度なITシステムを備えた機械による
不正だ。
札束を数える機械の不正そうじゃないのだ。
不正を見破るには、
「プログラムの『ソースコード』を入手して、実際の得票数と比較する以外に不可能である」
と米国で元NASA勤務のCPUプログラマー、
クリントン・ユーゲン・カーティス氏が証言しているところからすれば、
ソースコードの公開を拒否される限り、
不正の証明は、
不能ということになる。
では、米国では、
ソースコードの公開もされない内に
何がきっかけとなって、
開票機の使用を”黒”と認めて、
手作業に転換することになったのか――。
2004年の大統領選挙で、
出口調査と実際の票数が余りに解離していたからであったという
(拙稿「選挙の不正プログラミングを作成したCPUプログラマーの証言」参照。
*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/d33e5f3439b5f6f1b1feac918708885c)。
すなわち、この結果を受けて、
政府説明責任局は、
「()不正プログラミングが存在すること、()出口調査と実際の票数の解離実態から、
(来る)2006年の選挙の完全性は保証できない」
という表明をした結果、
開票作業作業を手作業に変えるという
大改革がなされた。
()については、
その旨の証言があるので、
問題は、()の事実が認められれば、
状況として、
そっくりそのまま米国と同じになる。
さて、それでは、
日本で出口調査がきちんと行われていたのか
というと、
行われていなかった!
僕が観察した投票所に関しては、
その旨断言できる。
これは、
素人でも観察できることです。
それがされていない。
にもかかわらず、
黒猫(横浜)さんのように、
「開票に関しては思ってたよりセキュリティーが緩い…(略)…身分証チェックもないので素知らぬ顔をして潜り込めば開票作業所内まで入っていける感じ」
という珍説を開陳した上、
「是非見学を!」
などと
間の抜けたことを訴えていらっしゃる人がいるわけです。
「セキュリティーが緩い」のであれば、
そのこと自体、
不正選挙の温床になりうることに気付くべきです。
思うに、
この人は、
共産党関係に支持者なのでしょうか。
違うのかもしれません。
ただ、どう考えて、
見学をすれば、
選挙に不正はないかのような
断言ができるのでしょう。
ひょっとして、
不正選挙の可能性を認めることによる
足元の不安に怯えてませんか。
それだったら、考えが狭量だと思います。
なぜなら、冷静に考えて、
「大躍進」とは言っても絶対数で考えた場合、小さいのです。
その小さな果実にこだわるのは、
本末転倒と思います。
絶対数として小さいのに、選挙前と比べて2・5倍になった!
よかった、よかったで済ませてしまっては
「不正」を質す機会を逸してしまいます。
かくいう僕は、
どの政党に1票を投じたのかと言うと、
共産党でした。
他の選択肢としてあったのは、
「維新の党」
1本ですよ。
橋下氏の投票日前日の「敗北宣言」に
肩の力が抜けてしまって、
共産党に1票を入れる気がきれいに失せました。
佐藤優氏によれば、
公明党に1票という考えもある
とのことでしたけど、選択肢は、3択です。
自民党か、
さもなくば、維新の党か共産党かの選択肢です。
維新の党が駄目となったら、
共産党に1票という選択肢となります。
たかが1票です。
しかし、されど1票です。
期待に応えられるような政党であって欲しいじゃないですか。
それが
「大躍進」
という言葉に溺れてしまっていて、
今後の見通しも何も
あったもんじゃないです。
これは、
ショックですよ。
投票前日の読んだ佐藤優氏の
「真実の争点は『憲法改正』。それを止められるのは共産党ではない」
という日刊ゲンダイへの寄稿記事を思いだし、
とても歯がゆい気分になりました
(拙稿、同タイトルの記事参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/7ae5c24d3f21f554c51c02d27eea3e62)。
開票後、
自信を得た安倍某が早速、
国民に積極的に憲法改正の道筋を説明していくという
抱負を聞いて、
佐藤氏が指摘した通り、
「真実の争点は『憲法改正』」だったということを知りました。
同氏のもう一つの指摘、
「それを止められるのは共産党ではない」という話も
的中しているんだと思います。
外国から今戻ったというジャーナリストが
原発の
危険性を作り出したのは、
“反原発”の
人たちだという論稿を
雑誌の
サイトに寄稿した人がいて
驚いたことがある。
その責任論の論拠は、
“反原発”派が
原発の安全性を知らない
というにあった。
そういう理不尽な反対を前にして
使用済み核燃料を保管するためプールを原発の敷地内に作る
というもっともしてはならないことをした、
というわけだ。
その人によると、
自分は、
“見学”をしたので、
原発がいかに安全かを知っているというわけだ。
読みながら、
この人は、なぜ、ジャーナリストでいられるのか、
という深い疑念を持った。
原子力班田の専門家でもないものが
ただ一度の観察で
安全か否かの判定など不可能だ。
それがなぜ、
自覚できないのか、
不思議だった。
今回の選挙に関し、
同じ苛立ちを持たされた。
というのも、
筋立てが全く同じな
論拠で
不正選挙はなかったという
立論をしている方を
ツイッター上で見つけたからだ。
百聞は一見に如かずなので、
以下、引用する。
発信者は、
黒猫(横浜)@Tomynyo さんと仰る方だ。
――開票に関しては思ってたよりセキュリティーが緩いと感じた
詳しく見てないけど持ち物チェックとかもないし、身分証チェックもないので素知らぬ顔をして潜り込めば開票作業所内まで入っていける感じ(勿論、後でバレルと思うが・・・)
見学はかなり自由だった 不正がと言ってる人は是非見学を!〔8:14 - 2014年12月15日 〕――
――開票はまず手作業で候補者毎に票を分けて、二次検査へ
ここでチェックをした後、票を数える機械(ムサシ)で100枚ずつ数える その後1000枚の束にして、立ち会い人が順番に確認して、各党、議員の票になる
少なく黒猫が見た範囲では不正をするのは難しいと感じたけどね〔8:18 - 2014年12月15日 〕――
読んでわかる通り、
見た印象を語っているだけだ。
不正選挙が
あったか否かは、
「ムサシ」
という高度なITシステムを備えた機械による
不正だ。
札束を数える機械の不正そうじゃないのだ。
不正を見破るには、
「プログラムの『ソースコード』を入手して、実際の得票数と比較する以外に不可能である」
と米国で元NASA勤務のCPUプログラマー、
クリントン・ユーゲン・カーティス氏が証言しているところからすれば、
ソースコードの公開を拒否される限り、
不正の証明は、
不能ということになる。
では、米国では、
ソースコードの公開もされない内に
何がきっかけとなって、
開票機の使用を”黒”と認めて、
手作業に転換することになったのか――。
2004年の大統領選挙で、
出口調査と実際の票数が余りに解離していたからであったという
(拙稿「選挙の不正プログラミングを作成したCPUプログラマーの証言」参照。
*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/d33e5f3439b5f6f1b1feac918708885c)。
すなわち、この結果を受けて、
政府説明責任局は、
「()不正プログラミングが存在すること、()出口調査と実際の票数の解離実態から、
(来る)2006年の選挙の完全性は保証できない」
という表明をした結果、
開票作業作業を手作業に変えるという
大改革がなされた。
()については、
その旨の証言があるので、
問題は、()の事実が認められれば、
状況として、
そっくりそのまま米国と同じになる。
さて、それでは、
日本で出口調査がきちんと行われていたのか
というと、
行われていなかった!
僕が観察した投票所に関しては、
その旨断言できる。
これは、
素人でも観察できることです。
それがされていない。
にもかかわらず、
黒猫(横浜)さんのように、
「開票に関しては思ってたよりセキュリティーが緩い…(略)…身分証チェックもないので素知らぬ顔をして潜り込めば開票作業所内まで入っていける感じ」
という珍説を開陳した上、
「是非見学を!」
などと
間の抜けたことを訴えていらっしゃる人がいるわけです。
「セキュリティーが緩い」のであれば、
そのこと自体、
不正選挙の温床になりうることに気付くべきです。
思うに、
この人は、
共産党関係に支持者なのでしょうか。
違うのかもしれません。
ただ、どう考えて、
見学をすれば、
選挙に不正はないかのような
断言ができるのでしょう。
ひょっとして、
不正選挙の可能性を認めることによる
足元の不安に怯えてませんか。
それだったら、考えが狭量だと思います。
なぜなら、冷静に考えて、
「大躍進」とは言っても絶対数で考えた場合、小さいのです。
その小さな果実にこだわるのは、
本末転倒と思います。
絶対数として小さいのに、選挙前と比べて2・5倍になった!
よかった、よかったで済ませてしまっては
「不正」を質す機会を逸してしまいます。
かくいう僕は、
どの政党に1票を投じたのかと言うと、
共産党でした。
他の選択肢としてあったのは、
「維新の党」
1本ですよ。
橋下氏の投票日前日の「敗北宣言」に
肩の力が抜けてしまって、
共産党に1票を入れる気がきれいに失せました。
佐藤優氏によれば、
公明党に1票という考えもある
とのことでしたけど、選択肢は、3択です。
自民党か、
さもなくば、維新の党か共産党かの選択肢です。
維新の党が駄目となったら、
共産党に1票という選択肢となります。
たかが1票です。
しかし、されど1票です。
期待に応えられるような政党であって欲しいじゃないですか。
それが
「大躍進」
という言葉に溺れてしまっていて、
今後の見通しも何も
あったもんじゃないです。
これは、
ショックですよ。
投票前日の読んだ佐藤優氏の
「真実の争点は『憲法改正』。それを止められるのは共産党ではない」
という日刊ゲンダイへの寄稿記事を思いだし、
とても歯がゆい気分になりました
(拙稿、同タイトルの記事参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/7ae5c24d3f21f554c51c02d27eea3e62)。
開票後、
自信を得た安倍某が早速、
国民に積極的に憲法改正の道筋を説明していくという
抱負を聞いて、
佐藤氏が指摘した通り、
「真実の争点は『憲法改正』」だったということを知りました。
同氏のもう一つの指摘、
「それを止められるのは共産党ではない」という話も
的中しているんだと思います。
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