生物濃縮

人間が自然界に放出する物質ため、

我々自身の生命が脅かされる現象があります。

水俣病に代表される公害において注目されるようになりました。

次のサイトを見て下さい。

「生物濃縮」

生態系での食物連鎖を経て、

化学物質が生物体内に蓄積されるメカニズムがとても分りやすく説明されています。

このサイトに拠ると、

生物濃縮が起きる条件は、二つあります。

ひとつは、水に溶けにくい物質で，水に溶かして体外に捨てられないものです。

もう一つは，肝臓など体の中で分解されないものです。

いやなことに、放射性物質は、上二つの条件を満たしているんじゃないですか。

ということは…

「海に中に放出された放射性物質は希釈（薄められる意）されるから、大丈夫！」

との説明は、

気休め以外の何ものでもないのが明らかです。

ちなみに、

生物濃縮の倍率については、

「名古屋のお受験」というサイトが詳しく紹介してくれています。

以下は、その情報に則ったものです。

元資料は、アメリカのオンタリオ湖におけるPCBの調査に拠るようです。

――＊＊＊――＊＊＊――


植物性プランクトン――２５０倍

動物性プランクトン――５００倍

アミ　　　　　　　　――４万５千倍

小型魚　　　　　　――８３万５千倍

大型魚　　　　　　――２８０万倍

鳥　　　　　　　　　――２５００万倍


――＊＊＊――＊＊＊――


まかり間違って野鳥など食べられないです。

それから、昨日、

４選を果たした石原都知事が

「パチンコ、止めろ」

と東京の電力事情を考慮した呼びかけをしておったようですが、

命にかかわる問題として、

「関東近海での魚釣りは、自殺行為。止めろよ」

と言うことも付け加えておく方がよさそうですな。