のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

TPPがトロイの木馬と言われる理由

2012年08月29日 01時44分17秒 | Weblog
この記事は、

「TPPは貿易協定の衣を着た企業による世界支配の道具」

と題する

動画を理解するための導入部、

つまり、

予備知識の提供のつもりで

書きました。


*動画サイトは、

下の方のURLをクリックすれば

飛べます。


<解説>

TPPはトロイの木馬だと言われています。

米国と環太平洋8カ国との間で

もう2年にもわたり秘密裏に交渉が重ねられ

ネタは練られたと見ていいでしょう。

トロイの木馬に譬えられるのは

貿易協定という外見を取りながら、

実は企業の新しい権利と特権を保証し

企業による統治に

強制力をもたせる仕組みが仕込まれているからです。

なんてたって、

TPPを

調印した暁には

外国企業は

国際法廷を介して

その国の法律・規制・行政手続きを超える力を持ち、

気に入らない法規に

罰則を課すことができるようになります。

しかも協定の形を取るので、

セメントのように一度固まってしまったら

参加国全員が同意しない限り

規則は変更できません。

具体的には、

たとえば、

次のような事柄で

調印国を束縛できます。

)巨大製薬会社の

特許枠を拡大し医薬品のコストを上げらること。


)参加国に厳しい著作権法を採用させること。


)各国の金融規制を制限すること

(規制の制限ですから、制限される限り、

自由になるわけです。

例をあげれば、

リスクが多いとして販売規制がかかっていた

金融商品が

それと教えられることなく、

市場に出回ることになります)

――などなどです。

敵を欺くには

味方から

というわけでしょうか。

アメリカの議員にも秘密にされ

交渉されていたようです。

ただし、600人もの企業顧問には、

草案へのアクセスが許されていたらしいです

(ウォラック<注>の証言)。

もし、調印されたならば、

1%の富裕層、

すなわち、大企業による世界統治が

完成すると言われています。


*<注> ロリ・ウォラック(Lori Wallach) :フェアトレード団体

「パブリックシチズン」(Public Citizen)のグローバル・トレード・ウォッチ代表。


☆ http://democracynow.jp/video/20120614-2

最新の画像もっと見る

コメントを投稿