のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

国家的手順を堕落させる方法

2012年01月27日 20時46分58秒 | Weblog
3・11以降、

純粋に国を憂い

東日本大震災に的を絞るようにして

ブログ記事を書いてきました。

しかし、人間を色分けし

理不尽に他人を貶める言動に、

心ならずも接して、

正直、うんざりすることがあります。

まるで喉に突き刺さった

魚の骨です。

言っていいこと、やっていいことの

限界を超えているように

感じます。

今日は、それにつき、

書きます。

というのも、昨日、

「脱原発世界会議」に関連して、

山本太郎氏のことを

調べていて、

実は、彼は在日(朝鮮人)という

見方に接し、

沈み込んでしまったからです。

暴露のつもりなのか、心が狭い人の発言です。

相手にならない方がいいのかもしれません。

しかし、それにしても、

根拠が二重、三重にありません。

好悪の感情だけで、

いきなりの全否定です。

民族のアイデンティをコンフェスしたと言うなら、

興味持てるニュースです。

しかし、これって、そうじゃなくて、

他人に対する、

ただの勘ぐりだけが非難の中身になってます。

ある集会での質疑応答で、

彼は、韓国から電力の輸入を提案したらしいです。

どうも、そっから作られた、

イメージのようです。

同様の提案は、

ドイツは、「緑の党」のリーダーが

してました。

前に記事にしたことがあります。

同じ東洋人として助け合え、

という趣旨の助言です

(拙稿「ドイツでの発電所事情」参照)。


思うに、

在日(朝鮮人)云々は、

山本太郎氏に反感を抱いた連中が

悪意を他のものと共有しようとして

発信した、

デマゴギ―でしょう。

「絶対!!原子力戦隊スイシンジャー」

の動画において、

山本太郎の顔写真が出る場面において、

「反対じゃ」と表示されるものの、

「推進じゃ」という音声が

かぶさります。

嘘だと思うなら、

動画を見て確認されたらよいでしょう

「この動画で、あなたは笑えますか?」参照)。

たまたまこうなったと言うより、

マインド・コントロールを意識して

あえて、こうしてあるんだろうなと思います。

要するに、

(真実であるかどうかはともかく)

彼が在日朝鮮人であることを

前提にして、

一つには、祖国では原発推進が国是だから、

彼の「原発反対!」論も

ご都合主義であると、

仄めかしてるつもりなのでしょう。

仮に、在日(朝鮮人)

との指摘が正しいとしましょう。

それでも

考えてしまうのは、

中傷の材料にならないはずのものを

使った卑劣さです。

御丁寧に

“如何にも日本人らしい名前が怪しい”

などと、邪推するに至った理由まで解析してありました。

チンピラぶりを発揮して

情けないったらありゃしないって内容です。

排外主義的な狭量さを克服しないと、

日本はまた、

世界で孤立するでしょう。

そのことを

もっと

心に刻んでおくべきです。


ところで、

この民族主義的な排外的傾向は、

「絶対!!原子力戦隊スイシンジャー」

の歌詞にある、

三人のヒーローの

動画に記された本名(?)の一つにも

現れ出てます。

山本太郎氏を攻撃するのと同じ論法、

志向性です。

すなわち、マスコミ・ホワイトとされる

レンジャーに

日枝 久氏を当てているのが、それです。

この人が

フジテレビの社風を作った有力な功労者であることを、

僕は、この歌を通して知りました。

ただ、原発報道のありようを批判したいんなら、

同時に、全てのマスコミのその隠蔽体質を抉れ――と思いました。

なぜ、日枝氏のみを標的にするのでしょう。

フジTVの取上げている

韓国テレビ局の番組の本数が多い、

ということが

答えでしょうか?

もし、韓国からの

輸入番組が多いとしても、

それによって問われるべきものがあるとすれば、

経営判断の合理性です。

つまり、儲かったのか、ということです。

経営者なんだから、判断に当たって

コスト(費用)とベネフィット(利益)との合理的なつり合い関係は、

問われて当然です。

しかし、その判断が

国策として原発を推進する上で

有益であるか、

という立場から論評されるのは、

異常です。

経営の軸になりえないものが

経営論の中枢に据え置かれています。

構図としては、

関東大震災のとき、

朝鮮人虐殺が行われたときに

状況が近似しているように思われます。

筋の通っていないところが

そっくりです。

民衆を暴走させ、

本来、裁かれるべき責任の主体が

忘れ去られる、

という結果を狙ったものではないでしょうか。



マフィアについて、

「世界システム論」の提唱者、ウオーラスティン

「公的な国家的手順を堕落させる(若しくは、用意のある)人たちのすべて」

という風な、定義をしているようです

(池田光穂という管理者のサイトにあった文言を少し修正しました)。

すなわち、マフィアにとって、彼らの求める正義とは、 

「国家機構の力(=権力)を切り崩し、国家に正統性を失わせる作用を及ぼす」

(カギカッコ内は、池田光穂氏のサイトからの引用)

ことらしいです。

「正統性を失う」ことによって、

「国家的手順が堕落させる」(上掲サイト参照)のだと理解しました。



僕は、どんな形を取るにせよ、

何か情報を発信するに際しては、

このマフィア的発想とは無縁でいてもらいたいと

期待します。

メディアの名において国民から、

真実を奪わないということを、モラルにして欲しいのです。

それはつまり、国家的手順を堕落させないこと、と言うに尽きるでしょう。

フジTVが韓国ドラマを主に放送するから、

他のTV局は、

原発報道を自粛せざるを得ないのでしょうか。


違うでしょ?

韓国ドラマの放送と、

原発報道は関係しますか。

関係しない

というのが普通の人の感覚ではないですか。

それを無視して、

報道の責任を押しつけていくやり方は、

傲慢です。

無理を通せば道理が引っ込む

ということを、知りつつ黙っていることを意味します。

心中に恥じているところがあっても

沈黙を守ろうとするわけですね、

子羊と変わりません。

己の愚かさを忘れているマフィアという名の、

子羊です。



なお、「絶対!!原子力戦隊スイシンジャー」が

経産省ブルーとして、

寺坂信昭氏を挙げるのもどうかと思いました。

この人は脇役でしょ?

本来を言えば、

原子力の業界を監督する立場にあったにもかかわらず、

経産省を補完する

保安院の立ち位置を鮮明にした、斑目春樹氏こそ

経産省の中心人物に目すべきでしょう。

斑目氏は、「会議にかける時間は、5分」という、

たわけたルールを、

3・11以降のどんな重要会議でも、厳格に守らせたようです。

それから見ても、

悪徳戦隊レンジャーの一員であることを名乗せてよいだけの

資格はある、と言うべきでしょうな。


原子力安全委員会 震災後の会議は5分 原子力の番人の実態とは

※ ちなみに、斑目春樹氏の、この犯罪的な横顔を紹介した放送局は、フジTVです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿