のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

次から次へ――想定される巨大地震の流れ

2012年01月27日 05時54分58秒 | Weblog
3・11で取り残されたごとく

割れ残った場所が、

次に、震源地として、

大きく揺れるところになりそうです。

「房総沖においては、

約330年前の

延宝房総沖地震以来、

大地震が起きていません。

ここは“空白域”になってます」

(「『地震の巣』と化した日本列島」、週刊現代2月4日号所収記事)

と指摘されるのは、

独立行政法人建築研究所の古川信雄・研究専門役です。

下の地図を見て下さい。


(典拠:上掲、週刊誌記事)

筑波大学大学院生命環境科学研究科、

八木勇治准教授もまた、

「宮城県沖にある

大きな☆印が、

東日本大震災の震源です。

その周辺の色が濃い部分、

ここが先の地震で、

もっとも大きくプレートが滑った部分になります。

その下の方にある

楕円形で囲んだ場所、これこそ、

いまもっとも大地震発生の危険が高いと思われる、

房総沖の地点です」

と主張されます。

その根拠はと言うと、

やはり“揺れのなさ(空白)”です。

房総沖、東京周辺で起きた

下記、地震の記録を参照して見て下さい。

小規模地震の累積回数が

どんどん跳ね上がり、

昨年11月以降、もはやカウント不能レベルに達してます。


(典拠:上掲、週刊誌記事)

それに較べて、

楕円形で囲んだ場所では

3・11後の余震がまるでないんです。

これは、

楕円形で囲んだ場所一帯が

クーロン応力と言って、

地殻の歪みを

ストレスとして抱え込んでいるため

と考えられます。

この地点での歪みが

地震として吐き出されるとき、

巨大地震となって、

首都圏を襲う可能性がとても高いです。

首都圏在住の人は、

考えたくないでしょうけど、

荒唐無稽な想定ではないのです。

科学的には、

むしろ当たり前に予想がつく、自然事態なのです。

眼前に生起しようとしている事柄に

無関心を装わず、起こりうる巨大地震の可能性に直面して下さい。

さて、今回の東日本の災害について、

千年に一度の未曾有の災害などと言われました。

しかし、歴史上、

どんな巨大地震であっても、

日本ではまず、未曾有なんてことは、あり得ません。

私達は、地震大国に住み、

大抵は経験済みです。

そして素直に、次の事実を認めないわけにはいきません。

それは、巨大地震が

単独で収まりがついた試しがない、ということです。

必ずドミノ倒しのように次の巨大地震を招きます。

それでは、

869年、今回の東北大震災につき、

よく引き合いに出される貞観地震があった年より、

今から約3百年前の

1707年の富士山の大噴火に至る

東北の巨大地震→関東直下型大地震→東海~南海連動の超巨大地震

というサイクルの

おさらいをしたいと思います。



868年、兵庫県南部…         播磨・山城地震。M7級。

869年、東北地方太平洋沖…    貞観地震。M8~M9級。

878年、関東地方…          相模・武蔵地震。M7級。

887年、南海道…            仁和地震。M9級(?)。

1096年、東海・南海連動…     永長地震。M8~8・5級。

1099年、南海道…           康和地震。M8~9級。

1360年、東南海道…         紀伊・摂津地震。M8級。

1361年、南海連動…         正平・康安地震。M8・5級。

1586年、東海・飛騨・近江地方…  M8級。

1596年、伊予・豊後と伏見地方…  M7以上。

1605年、南海連動…         慶長地震。M8以上。

1611年、東北地方太平洋沖…   慶長三陸地震。M8~9級。

1677年、青森県東方沖…      陸中地震。M7以上。

1677年、房総沖…          延宝房総沖地震。M8級。

1678年、宮城県北部沖…      M7・5級。

1703年、関東地方…         元禄関東地震。M8級。

1707年、南海連動…         宝永地震。M8~9級。

1707年、富士山噴火…       宝永大噴火

                              (典拠:上掲、週刊誌記事)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿