「くいだおれ」に行く前、実は、家で残飯整理をして出かけた。捨てるところは、自
分の胃袋の中。実は、後、食べるとして、きつねうどん一杯が限界だった。
帰宅して、別にどうもなかったのが、PCをいじくったりして、神経が知らぬうち
に高ぶった。それが消化に影響したのだと思う。
就寝時になって胃が痛み出した。
お袋の方は、元気ハツラツ!
「牛な、賢いで。休憩したとき、繋ぎ忘れたときがあってん。逃げられたら、足が速
いやろ。追いつかれへん。諦めて帰るとき、近所の人が教えてくれるねん。
『お宅の牛、走ってましたで』
引っ張っても絶対に動かん牛や。こんなときだけ走るんや。腹立つで~。
牛に逃げられた、はぁ疲れたなと思うて、家に帰るやろ、おんねん、牛が。扉の鍵、
開けたったら餌場に急行や。ひっくり返されてしもうてな、可笑しいこと!
はははは・・・」
「分かった。話しかけんといてくれ。今、腹が痛い」
お袋は、耳が遠いので、がなりたてるような声を出さねばならない。そうすると、
返ってくる答えは、往々、
「何、怒ってんねん?」だ。
そしてまた始まる。冬服が消えた、どうなったか、知らんか? とか。
「もう春やろ、だから、なおした」
「牛、賢いで~♪・・・」
「分かった。静かにしといて。腹が痛いねん」
一時間ぐらいして、僕は夢の中。突如、天の声。
「晩御飯、食べたかな」
「食べた!」
「何を? ラーメンか」
「違う、違う、大根や。味噌がのってたやろ」
「せや、せや、思い出した」
「頼むから寝かせて・・・ 胃の調子がわっるいねん」
また一時間ほど経過。黒いものが覆いかぶさるような気配を感じ、眼を開ける。お袋
がせっせと布団を被せてくれていた。幾つになっても、母親は母親だなと思った。
お袋は、大腿骨骨折で手術しているので、起き上がるのは至難の業だ。しかも前屈
みになって、布団を持ち上げるなど普通は考えられない。そんなことをされて、一つ
は、照れ臭いということもあった。しかし、何より、もし転げ落ちでもしたら、一大事だ。
お袋は、ベッドの上から手を差し出して、布団を引っ張りあげ位置を調整していた。
「ええから、僕に構わんと早く寝てくれ」と、語気を強めて訴える。
初めて「くいだおれ」に行ったときも腹痛に倒れた。二度目もやっぱり腹痛に苛まれ
た。これもまた、時間が経てば、いい思い出になるのだろうな。
分の胃袋の中。実は、後、食べるとして、きつねうどん一杯が限界だった。
帰宅して、別にどうもなかったのが、PCをいじくったりして、神経が知らぬうち
に高ぶった。それが消化に影響したのだと思う。
就寝時になって胃が痛み出した。
お袋の方は、元気ハツラツ!
「牛な、賢いで。休憩したとき、繋ぎ忘れたときがあってん。逃げられたら、足が速
いやろ。追いつかれへん。諦めて帰るとき、近所の人が教えてくれるねん。
『お宅の牛、走ってましたで』
引っ張っても絶対に動かん牛や。こんなときだけ走るんや。腹立つで~。
牛に逃げられた、はぁ疲れたなと思うて、家に帰るやろ、おんねん、牛が。扉の鍵、
開けたったら餌場に急行や。ひっくり返されてしもうてな、可笑しいこと!
はははは・・・」
「分かった。話しかけんといてくれ。今、腹が痛い」
お袋は、耳が遠いので、がなりたてるような声を出さねばならない。そうすると、
返ってくる答えは、往々、
「何、怒ってんねん?」だ。
そしてまた始まる。冬服が消えた、どうなったか、知らんか? とか。
「もう春やろ、だから、なおした」
「牛、賢いで~♪・・・」
「分かった。静かにしといて。腹が痛いねん」
一時間ぐらいして、僕は夢の中。突如、天の声。
「晩御飯、食べたかな」
「食べた!」
「何を? ラーメンか」
「違う、違う、大根や。味噌がのってたやろ」
「せや、せや、思い出した」
「頼むから寝かせて・・・ 胃の調子がわっるいねん」
また一時間ほど経過。黒いものが覆いかぶさるような気配を感じ、眼を開ける。お袋
がせっせと布団を被せてくれていた。幾つになっても、母親は母親だなと思った。
お袋は、大腿骨骨折で手術しているので、起き上がるのは至難の業だ。しかも前屈
みになって、布団を持ち上げるなど普通は考えられない。そんなことをされて、一つ
は、照れ臭いということもあった。しかし、何より、もし転げ落ちでもしたら、一大事だ。
お袋は、ベッドの上から手を差し出して、布団を引っ張りあげ位置を調整していた。
「ええから、僕に構わんと早く寝てくれ」と、語気を強めて訴える。
初めて「くいだおれ」に行ったときも腹痛に倒れた。二度目もやっぱり腹痛に苛まれ
た。これもまた、時間が経てば、いい思い出になるのだろうな。
お母さんとの、生活の一端が覗けましたが、しんどい状況下、よく対応されていましたね。
でも、母親の母性本能はこんな風に働くんですね。
今日は、お腹は大丈夫ですか?
忠太さんのお母さん、やはり関西のおばちゃんなんですね
>耳が遠いので、がなりたてるような声...
お気持ち分かります、手に取るように分かります。
ぼくは、正直これが2番目に辛いかな。
1番は、お話の中にあるように、何度も同じことを
繰り返し言わなければならないことです/face_naki/}
そう、歴史は繰り返されるんです! 全然、嬉しくないですね。でも、腹痛は、収まりました。
コメントありがとうございます。
☆芙蓉峰さんへ
同じような体験をなさってるのですね。
ところで、残飯食い、どう思います? 止めた方がいいですかね。腹痛の本当の原因は、残飯にあり・・・とも思います。だったら、「くいだおれ」さんには申し訳ない記事を掲載してしまいました。
やっぱり心に残る美味しさ、味わいたいですよね。
食べてから行くのはもったいない!
私って貧乏性かなあ。
私は主婦として残飯はできるだけ出したくない。
だから何とか料理工夫して使い切る。
食べれないときは冷凍してすぐに使うようしてます。
工夫した料理は何これ~っていうのもあったりして・・・。
(次回は、腹ペコのとき、行くぞ~!)
”牛さん”のように、”はんすう”できると
良いのですが、人間はそうはいきません。
「くいだおれ」にも、もう行けなくなるので、
「良い思い出?」になるかもしれませんね。