のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

山口 二郎氏 / 「ニッポン無責任時代」

2015年07月12日 16時27分53秒 | 官僚
「無責任」という病は、

丸山真男が

大日本帝国の戦争遂行過程を分析する中見い出したものという。

その特徴を

山口 二郎氏が次のようにまとめておられる。

「既成事実に屈服、事実を直視できず希望的観測で行動する、まずいと思っても自分で止められないと諦め保身に走る。空想的楽観主義の下で、政策決定が進んでいる。戦後70年、日本には一応、民主主義が定着したはず。しかし、無責任の病は深刻の度を増している。さまざまな失敗に目をつぶり、何も考えずに無責任な政治家を当選させるなら、国民全体も無責任と、後世の人々に批判されることになる」(さかえ
@coach20021226さんのツイート〔16:15 - 2015年7月12日 〕〔16:28 - 2015年7月12日 〕)。

今の国会での安倍某の行動を見ていると、

その感を強くする。

米国で勝手に演説して

「国際信用」

とか平気でぬかすなと呆れてしまう。

あれぞ、

既成事実に全面屈服している

臆病者の姿だ。

新国立競技場もこのまま行けば、

後の世に

巨額な負の遺産を残すことになると分かっていても、

民主党の決めたことだと言って

責任逃れをする。

二枚舌、三枚舌を使い、

時には(しょっちゅうか)大嘘を混ぜ込み、

保身に走っている。

空想的というしかない

「私が最高責任者」というお墨付きで

間違いがないと断定する。

国民は、

みんな思っている、

あんたが最高責任者だというから

不安になるのだ、と。

その不安感につき、

山崎 雅弘‏@mas__yamazaki さんが適切な

表現を与えてくれている。

紹介する。

――IOC調整委員会のジョン・コーツ委員長は6月末、現行の奇抜なデザインでなければ国際公約違反かを問う毎日新聞の単独取材に、けげんそうな表情を浮かべて答えた。「(日本)政府が決めること。IOCが象徴的な施設を求めたものではない」(毎日)http://bit.ly/1Rr3BUW 〔17:05 - 2015年7月12日 〕――

――首相も森喜朗氏も文科相も、建設計画が将来巨額の負債と禍根を残すことがわかっていても、責任を誰かに押し付けられる逃げ道を確保できるなら「問題なし」として、新国立競技場の計画を変更しない。そんな無責任な政権に「首相の主観的判断で第三国の戦争に介入できる権限」が付与されようとしている。〔17:10 - 2015年7月12日 〕――

――自分の小さい面子に固執し、競技場の建設ひとつ中止も変更もできないような政権が、戦争指導の当事者となった時、どんな事態が起こるか。自衛隊員の命よりも指導部の面子を優先して、撤退すべき局面で決断できない。方針の失敗を認められない。政権の無謬神話を守るために、あらゆるものを犠牲にする。〔17:12 - 2015年7月12日 〕――。

以上

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