ドローンから学ぶべきこと

官邸の屋上に

ドローンが落ちていたという騒ぎも、

所有者の

監理を徹底するため

ドローン保有の義務付けで決着つきそうです。

しかし、このドローン、

二つの方面から検討する必要があります。

一つは、実用性から。

もう一つは、テロの危険という面。

後者については、

テロの危険を招きよせる

自衛隊の派遣の問題を、もう一度、視野に入れて考えるのが有益でしょう。

その点、

モン＝モジモジ @mojimoji_x さんが

簡潔に問題点を抉り出してくださってます。

――真面目な話、ドローンの話から考えるべきは「官邸の上のハエも追えない連中が、地球の裏まで自衛隊派遣して運用する能力があるわけない」ってことでしょう。〔12:49 - 2015年4月23日 〕――

ということですね。

日本が本来、持っているはずの

制空権が米国に握られていることも考えねばなりません。

裏を返せば、

米国にすべてお任せの空のセキュリティの脆弱さが

ドローン保有の届け出ぐらいで解消しっこないということです。

francisco @sedzirさんがこの点、

突いておられます。

――いまだに旅客機の離発着ルートすら自分で決めさせてもらえないレベルで首都の制空権を丸々支配されたままなのに、模型飛行機は緊急法整備まで視野に厳重管理とか、脱力の限りだわな。〔21:43 - 2015年4月24日 〕――（〔21:43 - 2015年4月24日 〕）――

ただ、

「官邸の上のハエも追えない」能力は

自作自演の疑いもあります。

すなわち、

空からの取材を抑制するためテロを持ち出している

可能性もあるということですね。

（拙稿「ドローン一機に何を大騒ぎ？」参照。
＊http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/98d2c9d38a1317867f3dde27ab894a83）。

この観点からすると、

独立党ニュース《非公式》bot @takashim365 さんの

――おもちゃ規制すんのか！菅義偉官房長官は二十三日午前の記者会見で、首相官邸の屋上で小型無人機「ドローン」が見つかった事件を踏まえ、今国会中の法規制を検討する考えを示した。http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015042302000279.html … "’〔7:02 - 2015年4月24日 〕――

ツイートがすっきりとはしてます。



この三つ目の見方が

ドローンの実用性に関連しています。

テロの脅威というだけで、

所有の制限まで考えるのは行き過ぎと思います。

さて、２４日夜、

小浜署に官邸ドローン事件で、男が出頭した

というニュースが流れました

（下記〔資料〕参照）。

当初から、

犯人が簡単に名乗り出るだろうということが

この見方をする人から、

当然のごとくに言われてました。

「自作自演」をするとき、

当然、犯人の登場まで想定すると考えられるからです。

実際、この事件、

官邸のやらせじゃないでしょうか。

「反原発を訴えるため総理官邸にドローンを飛ばした」

という言い分に

説得力がまるでありません。


〔資料〕

「官邸ドローン事件で、男が出頭　福井の４０歳『福島の砂入れた』」

　　　共同通信（2015/04/25 01:22）　

☆　記事URL:http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015042401002151.html

　東京都千代田区の首相官邸屋上で小型無人機「ドローン」が見つかった事件で、福井県在住の男（４０）が２４日夜、「自分がやった」として県警小浜署に出頭した。ドローンの操縦機のようなものを持参したという。警視庁麹町署捜査本部は、男の供述などから事件に関与した疑いがあるとみて捜査員を福井県に派遣、詳しい事情を聴き、威力業務妨害容疑などで捜査する。

　捜査関係者によると、男は午後８時すぎに出頭。「反原発を訴えるため総理官邸にドローンを飛ばした。（機体に付いていた）容器に福島の砂を入れた」と話しているという。

　警視庁も、容器内に土や砂があるのを確認したという。