のんきに介護

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世界の潮流は、「Post‐truth」だとのこと

2016年12月28日 06時33分05秒 | 世界の中の日本
表題のキーワード「Post‐truth」は、

今年、最も世界で注目を集めた英単語は、

これだと、

英語辞書の版元である

オックスフォード大学出版部の発表だそうだ

(下記〔資料〕参照)。

斉藤貴男氏が

2016年12月28日付〈27日発行〉の

コラム「二極化・格差社会の真相」の

「嘘が正義となって煽られる無残な時代」と題された記事において

紹介していた。

同氏は、

「インターネットによる情報支配に、人間の知性は奪いつくされた」と

かなり悲観的な見方をしておられる。

なぜ、こんなに悲観的なのか――。

思うに、

トランプの立場を

我が国の安倍政権の特徴である

「権力や権力に近い者は何をしても許される、

弱い人間を残忍にいたぶることこそグローバル・スタンダードなんだ」

という考え方になぞらえておられるからではないだろうか。

しかし、安倍晋三らネトウヨのモットーは、

「anti-truth」のはずだ。

「Post‐truth」ではない。

したがって、

決して、

トランプの大統領選の制覇は、

安倍政権に

米国のお墨付きを与えたことにならないと思う。

他方では、

日刊ゲンダイは、

欧州の知識層の間に広まっているという

「500と100 世界を動かす2つの周期」説を紹介していた

(下記〔資料-2〕参照)。

それは、

英国のEU離脱と米国のトランプ新大統領の誕生を

世界的な一つのうねりとして見る

見方だ。

すなわち、

周期的な出来事して

1517年のルターの宗教改革、

1917年のロシア革命に匹敵するような動きが

現代に蘇るという理解だ。

実際、

トランプを支えたのは、

いわゆるA層と呼ばれるような人たちに抵抗する

庶民だ。

僕は、

この後者の見方が正しいと理解する。

斉藤氏は、

こともなげに

トランプの票田になった

米国の貧困層の期待は簡単に裏切られる

と断言する。

しかし、かの国は、

日本は違う。

日本で本当に支配権を行使しているのは、

実は、

安倍ではない。

開票機「ムサシ」をコントロールしえる人間だ。

つまり、自民党は、

ポピュリズム政党と言っても、

見せかけの

ポピュリズム支配だ。

米国の“民衆蜂起”は見せかけではない。

その点、

日本と同列に論じられないのではないか。

失望するにしても、

ストレートな失望は避けられるって話だ。


〔資料〕

「嘘が正義となって煽られる無残な時代」

   日刊ゲンダイ(2016年12月28日付〈27日発行〉)




〔資料―2〕

「500と100 世界を動かす2つの周期」

   日刊ゲンダイ(2016年12月28日付〈27日発行〉)


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