のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

誓いを破れば、信頼をなくすだけ・・・

2012年05月23日 19時45分25秒 | Weblog
2012年度の大阪の教員採用試験合格者は、

2292人でした。

しかし、3月下旬の時点で

308人(13・4%)が採用辞退で

過去5年で最高の比率だそうです。

辞退理由のトップは、

「他府県や私学の教員に採用」(53%)

だそうです

(週刊「金曜日」〈2012、4/6刊〉参照)。

例年の通りだとすると

辞退者は、9%とのこと。

教員がいなくなるわけではありません。

しかし、敬遠した教師は、

統制一点張りの

教育現場に見切りをつけたとも言えます。

3月の府立和泉高校(岸和田市)の

卒業式で

教頭らが起立だけでなく、

歌っているかどうか、

教師の口の動きを

チェックしていたそうです。

橋下大阪市長が

「素晴らしいマネジメント」と絶賛したと言います。

思考停止した教員が

こういう形で

大量生産されることに

大阪のダブル選挙で

維新の会や橋下徹氏に

1票を投じた

大阪の有権者は、

どう受け止めているのでしょう。

閉塞感を打破したい

という気持ち、分からなくはないです。

しかし、

「君が代」の歌詞は、

かつて

日本をアジア侵略に駆り立てた全体主義の

根幹をなす理念です。

国民の名の下に

戦後、

同じ過ちは繰り返さないと誓ったはずです。

にもかかわらず、

君が代の斉唱を強要するのは、

このような

戦後に立てた誓いに矛盾します。

また、基本的人権の核にある

「思想・信条の自由」を尊重するという

憲法理念にも抵触します。

この流れをせき止めないと

大阪だけではなく、

日本という国に

明日はないのではないでしょうか。

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