黒木睦子‏さんに訴状が届く

黒木睦子‏@mutsukuroki さんのツイートです。

――２社から送られた訴状には『ツイッター、ブログを削除せよ』　『金を払え』
と書かれてあります。金を払え、には「通信による流布等の差し止め」というのも求められています　SNSの書き込みが大きく影響しているらしいです。でも、「公表していい」としたのは、訴状を送って来た原告側なのです。〔10:28 - 2014年12月16日 〕――

ツイートに訴状という言葉が出てきますね。

この訴えが実は、

権利の救済を本当には求めていなくて、

単に、被告、すなわち、黒木さんを傷つける目的で

提訴した可能性があるらしいです。

要するに、

会社側としては、

黒木さんに沈黙を強いたいわけですな。

裏を返せば、

会社の事業が普通の企業活動ではないからでしょう。

何を生産しているのか――。

というか、

何を排出しているのでしょう。

その点に関して、

東海アマさんが「Togetter」にて

報告して下さってます。

☆　記事URL:http://togetter.com/li/745428

ニッケル製造の副産物として

フェロニッケルスラグが垂れ流されているようです。

会社としては、

こういった第三者の観察・報告を

阻止したいのでしょう。

それゆえのツイッター、ブログを削除要請と

事業活動に支障が出た

という口実の下での損害賠償の請求と思われます。

しかし、

有害物質を巡る被害者は、

上の事実関係では

まぎれもなく、

黒木さんと言えるでしょう。

となると、

有害物質の垂れ流しを止めさせると同時に、

それまでに被った

健康上の被害を賠償させられるはずです。

一方は、

企業活動による経済的利益。

他方は、

健康上の権利です。

どちらが重いかと言えば、

当然、後者です。

ただ、訴訟となると、

立証の難しさがあります。

母親としての立場からすると、

抵抗力がまだ不十分な

お子さんに健康上の被害が出てからでは

遅いのです。

それまでに何とかしたいという気持ちを

お持ちと思います。

会社側は、

その母親としての

焦る気持ちに付け込んでいるように見えます。

悪く言えば、

訴訟で引きずり回して痛めつけてやろうという魂胆なわけです。

会社の要求通り、

黙してしまえば次の要求を繰り出してくるでしょう。

すなわち、加害が加害を生むような

関係になると思います。

金の支払いにも応ずる必要がありません。

さしあたっては、

証拠の保全に何より気を配って頂きたいです。

なお、ツイートに、

「『公表していい』としたのは、訴状を送って来た原告側なのです」

とあります。

これ、甘いです。

ツイッタ―やブログでの被害状況の公表は、

多分、威力を伴うか、

虚偽情報を流布するかしない限り、

不法行為責任は発生しないと思います。

御心配なら、

弁護士さんに相談されたらいいでしょう。

相手に尋ねると、

（自分では判断できないんだ）

と判定されてしまいます。

また、何らかの負担を相手方に求めるなど、

言質が必要な場合は、

後々のために

一筆入れさせておくべきです。