のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

有職者(ワーキングプア)の実態

2014年12月23日 15時10分42秒 | 公害
田中龍作ジャーナルに

タイトルが

「安倍さん、ワーキングプアの住宅事情を知ってますか」という、

かなり衝撃的な内容の記事が

2014年12月17日付で掲載されていました。

☆ 記事URL:http://tanakaryusaku.jp/2014/12/00010467

総務省・就業構造基本調査=2012年によると、

今や20歳~30歳の「有職者」の内、30%が年収200万円未満だそうです。

その収入で、

生活が成り立つのか――。

今は、

親と同居して

生活の破たんを回避しているようです。

若者達にとって

結婚は、

輝かしい将来の夢であるはずです。

しかし、

その夢の成就を思い描けるのは、

認定NPO法人 ビッグイシュー基金の調査によると、

4人の内、

わずか1人と言います。

在日米軍の軍人は、

本人はもちろん、家族1人当たり、

年間1240万円が支給されるようです

(拙稿「『在日特権』て、これか?」参照。
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/11d6d8b3a4338a5ceee8ff06a1d9a513)。

皮肉な見方をすれば、

日本国政府は、

家族一人につき、

この程度の金額をもらえないと、

憲法25条が保障する

「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されないということでしょう。

これとの比較で考えたら、

日本政府というのは、

自国民を人間として扱っていません。

僕は、

田中氏の記事を受けて最も、衝撃を受けたのは、

収入に対する

住居費の占める割合です。

―― 収入に占める住居費(家賃)の割合は

・「30%以上」が57・4%

・「50%以上」が30・1%

―― 収入から住居費(家賃)を引くと

・「マイナス」が27・8%

・「10万円未満」が49・9% 

とのことです!

この数字の意味するのは、田中氏も指摘されるように、

「2人に1人は家賃のために働いている」

「4人に1人以上が自分の収入では家賃さえも賄えない」ということです。

ワーキングプア―問題は、

放置されながら、

ここまで悪化してしまったということです。

昔、エンゲル係数という

数字を習いました。

この数字の意味するところは、

「家計の消費支出に占める飲食費のパーセントのこと」(ウィキペディア参照)でした。

同じ貧困度を示す数値と言っても、

消費支出に占める割合が「飲食費」でなく、「住居費」に転換してしまった

惨酷さが分かりますか。

凍え死ぬが嫌さに

食べるものも食べないで済まそうとしている人たちが

山のようにいるってことです。

この数値は、

政府の住宅政策の明らかな失敗の証拠じゃないですか。

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