のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

中学生感想文 / 「永遠のゼロ」について

2014年01月13日 06時01分38秒 | Weblog
Watanabe Naoto‏@peacebuilder_nw さんのツイートです。

――映画 永遠の0 は戦争娯楽映画であり現実の国家による戦争にはいっぺんの感動も美談も存在しないそこには悲劇しか存在しない。この中学生の感想こそまっとうである。死ねと命じた者の罪と責任を問う映画を撮るべき。 pic.twitter.com/aNRbRpRIg1〔2014年1月12日 - 16:16 〕――

添付されていた中学生の書いた感想文は、

これです。



「命ある私たちが恐れ避けたいのは死であるはず」

という人間の理性に即した判断から

出発して、

人材養成の要である教育が

戦争遂行のため

「命を軽んじた」結果、

個人の本能の

あり様まで変えられるところまで抑圧された

悲劇を

書いてます。

議員をしている

どっかの元女優さんの

ツイートより

百倍も上等です。

しかし、実際の戦争では、

本能のあり様が

変わるまでには至らなかったと思います。

そんな簡単に

本能は排除されません。

人が見ているところでは笑顔を向け、

悪く言えば、

芝居をしていたに過ぎないのだと思います。

だからこそ、

軍隊内では毎日毎日、

殴り倒して、

死を考える暇を与えないようにしたのでしょう。

Watanabe Naoto‏@peacebuilder_nw さんが

指摘されるように、

「永遠の0」は

どこまでも戦争娯楽映画です

(少なくとも、

この映画には実在のモデルがいません。

戦争に批判的な人で

特攻隊隊員として出撃した人はいたけれど、

あえて無視されてます)。

すなわち、この映画の感想としては、

「戦争に感動も美談もない!断片をはぎ取った虚像でしかない 」

(同氏のツイート〔2014年1月12日 - 17:19 〕参照)

という理解が

相応しいように感じられます。

特攻隊に

自ら志願したとされる建前といえど、

パイロットたちは、

恐怖で

体ががちがちだったことでしょう。

だから

可愛そうなのです。

だからこそ、

繰り返してはならない悲劇なのです。

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