のんきに介護

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NHK特集「紫電改 ~最後の戦闘機~ 」

2015年12月09日 14時53分51秒 | 戦争


ゼロ戦は、

曲芸飛行に秀でたものがあったが

戦闘には不向きだった。

敗戦濃厚となったとき、

さすがの海軍も考え方を改め、

米国の兵器製造の理念の下、ゼロ戦に代わる戦闘機を作った。

それが紫電改だ。

米国の兵器製造の理念とは、

兵士の命の尊重だ。

そのために、

戦闘機の機体を頑丈にして

武装を重視した。

しかし、時、既に遅しだった。

紫電改が

優秀な戦闘機であった分、

過大な期待が

寄せられたようだ。

終戦直後、

紫電改のため組織された

343航空隊が

「戦史資料」

と題して、

87名の搭乗員の戦死を

報告している

(ビデオタイム、37:52以降参照)。

一方、軍部の問題点として、

次の3点を指摘している。

(1)航空戦略の認識と準備の欠如。

(2)日米の工業力の差に対する理解の欠如。

(3)軍司令部の机上計画が作戦の混乱を招き、徒に兵員の犠牲、消耗を増やした。

感情を抑えた表現の中に

犬死を強いられた

当時の兵隊の無念が伝わってくるようだ。

今、日本の国に

「兵隊の命を粗末にした」

(ゼロ戦がその理念の象徴だ!)

という、

太平洋当時の軍部に対する厳しい反省を

我がものとした

司令官がいるだろうか。

敗色濃厚となるや、

自分が戦争責任を追わないで済むように

奔走していた

戦犯共が跋扈しているだけではないか。

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