のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

火傷してから、火について注意するのか

2013年05月10日 00時58分15秒 | Weblog
「黒田バズーカ」

という言葉を聞いて

何を連想します?

僕は、

プロレスです。

元首相野田佳彦氏も

プロレスが

好きだったですな。

「日本人はプロレスが好き」

という流行に乗っかった

“お遊び”

それとも、

安倍内閣の高支持率を

演出する作戦でしょうか。

ただ単に

来るべき混乱に目を塞ぐ

無責任な

マスコミの空騒ぎにしか見えません。

黒田日銀総裁の

「バズーカ」

から吐き出しているのは、

札束です。

貨幣価値の伴わない

札束は、

ただの紙切れです。

それを気付かない顔をして

どんどん吐き出しているだけです。

で、どうなるの?

黒田曰く、

「(消費者物価の上昇率が)

2015年度の早い内か

前半に2%に達する」云々。

これ、実現可能なのでしょうか。

この予想の問題点は、

大甘過ぎるということ。

5月10日付日刊ゲンダイの記事

「この国のニュースは政府の宣伝ばかり」に

掲載されてあった

民間シンクタンク関係者によると、

物価上昇の見通しの基礎に

日本経済の

成長予測があるようです。

「実質経済成長率は、

12年度→1%。

13年度→2・9%。

14年度→1・4%という

経済の急成長が予測されている。

民間での

予想平均値が0・3%であることと

比較して

どれほど楽観的かが分かるでしょう。

経済アナリストに言わせれば、

楽観を通り越して

もはや「幻想」

というのが

一般的な理解なようです。

黒田氏の

現実離れした

経済予測については、

なぜ、

という疑問符がついてます。

SMBC日興証券の

宮前耕也氏は

「2年後に

物価2%を達成するには

4%近い成長が必要」

だと断じられます。

確かに、

物価上昇率は、

経済成長に応じるはずです。

半分が

貯蓄に回るとすれば、

約2倍の経済成長がなければ、

物価は上がらないと

予測するのが妥当でしょう。

この点、

黒田バズーカ狙撃兵は

「0%台半ばで

推移してきた潜在成長率を引き上げるため、

政府は年央には

成長戦略を決めて実行に移す。

即応性は期待しにくいが、

研究開発投資などを

着実に実行することで

中長期的に上昇していく」と

述べてます。

研究開発投資だって…?

「急成長」

を断言しながら、

成長戦略の即応性は、

期待しにくいんだそうです。

「さらに恐ろしいのは、

異次元緩和の

出口戦略を描けてないことです」

要するに、

手を引くきっかけがないのです。

今、ジャブジャブとお札を刷ってます。

刷り上がったお札で

市場に出回っている

日本政府発行の国債(借用証書)を

買い漁っています。

日銀が7割購入してます。

突然、手を引けるのか、という話です。

しかし、手を引かなければ、

新札がだぶつきます。

だぶついたそのお金を回収しようとすると、

()国債価格の暴落して、

()長期金利が暴騰します。

この()の金利上昇は、

国家財政を破綻に追い込む可能性が

あります。

経済評論家の広瀬嘉夫氏は、

その事態を憂慮して

「メディアは

“やがて来る危機”を指摘せず、

ひたすら“根拠なき熱狂”を

煽っている。

その結果、

苦しい思いをするのは

国民なのに

ハシャいでいる。

メディアの責任放棄です」

と嘆かれています。

背景にある、

権力者との癒着ぶりがまた、

取材活動に

支障をきたすと

元NHK記者で

元椙山女学園大教授の川崎泰資氏も

警鐘を鳴らされます。

「気の毒なのは読売の現場記者です」

とまで

日刊ゲンダイの記者に言わしめている

癒着ぶりが

問題視される

安倍某に招かれての会食会は、

メディアの見識が

疑われています。

長島・松井の

ダブル国民栄誉表彰式の後、

公邸にて

読売の渡部恒雄会長、

日テレの大久保好男社長まで

同席したとのことです。

こうなったら、癒着どころか

同じ穴のムジナです。

一番、

嫌な思いをしているのは、

長嶋茂雄、

松井秀樹の両氏だったかもしれません。

僕のような

阪神ファンでも

始球式に審判として

立ち会わせたかったのは

王貞治氏でした。

日テレの視聴率は、

12・9%に

跳ね上がりました

(上掲、日刊ゲンダイ記事参照)。

しかし、

Mr.ジャイアンツの心は、

晴れなかったのではあるまいか。

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