「内藤正典氏(同志社大教授)インタビュー」(2013/01/23 )の
動画、見ました。
☆ 動画URL:http://iwj.co.jp/wj/open/archives/54705
フランスのマリ侵攻と言われても、
ピンとこないのです。
しかし、アルジェリアという国にとっては、
フランスは、
旧宗主国なのです。
その宗主国の支配のあり方に
抗議する動きが
既にあったと言います。
その動きを察知したフランスが
機先を制するように
アルジェリアの
南西部に
位置するマリ北部に
侵攻しました。
武装勢力の
石油プラントの占拠は、
その侵攻に
誘発されてなされたようにさえ見えた
ということです。
日本人の人質7名が殺害されました。
その内、
何名かは
武装勢力ではなく、
アルジェリア政府軍の空爆によって
殺されたのが
報道によって伝えられました。
こういう結果に至ったのは、
アルジェリアの行動は、
人質救出にその目的があったのでなく、
武装勢力の
まさに掃討作戦だったからでしょう。
上の動画では、
“武装勢力”
というのがマジックワードになっていて、
この言葉が
「アルカイダ」と
結びつく場合、
呪文のようになって
何も考えられなくなるのではないか、
という指摘がありました。
ブッシュ前大統領が
声高に言っていた
「テロとの戦い」
という合言葉を思い出します。
アメリカという
民主国家でさえ、
この理念の前に
多くの言論人が屈しました。
しかし、多くの人が
思い出さねばならないのは、
その結果、
正当化されたイラク侵攻で
もともとの嫌疑であった
“大量破壊兵器”もなければ、
フセイン大統領の
“独裁制”も
ブッシュ大統領の
でっち上げでは?
という疑問だけを残し、
終結しようとしていることです。
その反省から、
アルカイダとは何か、
タリバンとは何か、
という解説がなされています。
面白かったです。
アル・カイダって、「拠点」の意味なんですって。
だからベース・ボールも
アラビア語に翻訳すれば、
「アル・カイダ」になるらしいです。
それと、
タリバンも固有名ではないと
指摘されていました。
「学生さん」の意だとのことです。
学生というだけあって、
若い人の集まりと見ていいでしょう。
敵愾心を持つのも、
言葉の意味を理解すれば、
異様なのが
よく納得できます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます