のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

土地の汚染度調査

2011年04月12日 23時05分50秒 | Weblog
農林水産省は、

3月30日、4月中旬までに

原発周辺の150地点で土壌汚染の調査をする方針を明らかにしたようですね。

地表面から15センチの土を採取して行うとのことです。

これには、矢ヶ崎克馬氏(琉球大学名誉教授)から

強い疑義が出ております

(週刊「金曜日」所収「米国の核戦略が被害を隠した」参照)。

表土の汚染度が計れないため、

安全と評価され、農地として耕されたりすれば、

微量な放射性物質を生物が取り込む可能性があるからです。

また、政府が採用している

暫定基準値は、アメリカのICRP(国際放射線防護委員会)の出した

基準が根拠になっている点について、

内部被ばくが考慮されていないと警鐘を鳴らしておられます。

警鐘の根拠は、僕の前記事前々記事を読んで頂けると

よく了解されるのではないでしょうか。

思うに、可能な限り、

内部被ばくをする結果を避けるべきです。

ところで、同氏は、この点に関連して、

どの程度、汚染が進んでいるかを被災地入りをし、調査されたそうです。

測定された線量の結果は、

次の通りだったようです〈単位はマイクロシーベルト)。


――**――**――


田を覆う稲わらの上   4・85

田の表面         3・25

2センチ掘り下げた土  1・20

同5センチ         0・87

同10センチ        0・60


――**――**――


上の調査結果を見る限り、

幸い、まだ深いところまで放射能汚染が及んでいません。

しかし、今、焦って、

すき込んでしまっては手遅れとなります。

きちんと調査し、

取り払うべき汚染土は取り払い、

表土の入れ替えなどの対策を取る必要があります。

それから農地として耕す、耕さないのとでは、

放射性物質の入り方がかなり違うと、矢ヶ崎氏が注意を促してらっしゃいます。

素直に耳を傾けてよい言葉と思いました。

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