のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

猫の母子

2011年01月31日 10時37分18秒 | Weblog
テドのお母さんです

耳の先がちょっと割れているでしょ。それが親子の印です。

テドとチアーが親子ではないかという判断以外に、

もう一つ、

認識を誤ったことがあります。

それは、テドのお母さんの生死です。

子猫のテドを拾ったとき、

傍に母猫の姿がなかったです。

それで、てっきり既に死んでしまったものと誤解しました。

しかし、生きていたんですね。

数日前にそれが判明しました。

そして、終に昨日、

我が子がここにいるのでは、

と思ったらしい母猫が

僕の家を覗き、息子を発見しました。

切なく鳴く声に、僕は観念してしまいました。

庭に面した扉を開け、

親子の再会を許してあげることにしました。

そのときです。

今にもテドが外に出ようと、足を踏み出したその瞬間、

チアーが前に立ちはだかりました。

そして、う~と唸り声を上げ、テドを威嚇しました。

チアーの方がテドより体が一回りは大きいです。

そんな大猫に唸られ、威嚇されるんですから

テドとしては怖いですよ。

後ずさりして、家に引っ込みました。

チアーは、

母猫に向かっても蹴散らすように唸り声をあげていました。

僕は、間近でチアーがそんなに怒っているのを初めて見ました。

母猫がいなくなって見ると

(あ~、これでよかったんだ)と、

つくづく思いました。

もうちょっとで、母子の情愛や絆という

思いに引きずられて、子猫を解放していたところでした。

目が覚めたって、感じです。

今、ここでテドを外に出してしまっていたら、

また野良猫生活に逆戻りさせていたことでしょう。

でも、チアーは、猫なのに、何であんな風に唸り声を上げられたのか・・・

まるで、人間のようだった・・・

との疑問が残りました。

もし、人間なら、

「あの母ちゃんと一緒だと、また凍えるぞ」

と言っても不思議ではないです(価値判断の良し悪しは別にして)。

友人同士なら、その程度のこと、言うかもしれないです。

何しろ、子どもが瀕死の状態のとき傍にいなかったのですものですね。

人間ならネグレクトとして、

虐待行為に当たります。

ただ、そう判断したのは、人間でなく、猫なんですな。

そこら辺がどうも信じ難かったです。

なおさら、他の人は、間接に僕のこの話を聞かされて、

信じられないでしょうね。

あるいは、猫を擬人化して考えた果ての妄想だとか、嘘だろうとか

非難されるかもしれません。

しかし、以上のお話は、創作ではないです。

100%実話なんですよ、これが。

猫の気持ちは猫に訊いてみないと分かりません。

しかし、ついこの間まで友好的だった母猫にまで牙を剥いたのは

ただ事ではないな、と思いました。

あるんですね、こういう奇跡のような出来事が。


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2 コメント

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お利口ネコちゃんのチアーちゃん (baniramama)
2011-02-01 16:05:19
チアーさんは立派なネコちゃんになりましたね

忠太さんの育て方というか愛情が現れたのだと思います
滅多にはないと思いますが、そういうこともあるんですね・・・しみじみ・・

テドちゃんもきっと分かったと思いますし
母ネコさんも、あのお家に任せておけば安心だと思ってどこかに帰って行ったんだと思います

二人の住み分け? 忠太さんを間にして昼と夜っていう話しですが
これにも驚きました
なんて聞きわけの良い子達
忠太さんはネコちゃんに恵まれてますネ♪
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☆baniramamaさんへ (忠太)
2011-02-01 17:22:48
この一件があってから、僕のチアーを見る目が変わりました。ペットというのは、僕にとっては物の一種でした。生き物だとしても、どこまでも愛玩の対象でした。

昔、「化け猫」の映画を観たとき、何と荒唐無稽な物語だ! と思いました。ご存知と思いますが、猫が殺された飼い主の仇を討つため、化ける物語です。あの映画の原作者って、猫の習性をよく知って書いたのかもしれない…などと考え、チアーと一緒に住むのがちょっと怖くもなりました。

しかし、他面では、家族ができたような喜びもあります。たとえば、用事で外に出ますでしょ。そうしますとね、帰るとき、知らず内、いそいそという感じになるのですね。今まで味わったことのない感覚です。

今日も、外出しました。やっぱりチアーのこと考えました。ただ、昨日とは少し違うことを考えました。おもむろに猫の皮を脱いだと思ったら、銀色に輝く宇宙人が立っていましたというようなことにならないか、と。

幸い、今のところ、その気配なく、よかった、よかった、で済んでます・・・。いきなり言葉なんかしゃべられたら、きっと僕は気絶してしまいます。

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