ガーディアン紙(12月26日付)の記事、
「数々の非道な行為について、充分な検証も反省も行っていない【 軍国主義日本の歴史を美化しようという意図が明白、安倍首相 】国際社会の疑念が確信に」が
サイト「星の金貨プロジェクト」に
掲載されていました。
☆ 記事URL: http://kobajun.chips.jp/?p=15751
日本の識者の見方として、
上智大学で政治学を専攻する中野孝一教授の
見解が紹介されていました。
彼は、次のように語ったそうです。
――「安倍氏はおそらく、歴代内閣の中で比較的高い人気を保持している上、靖国参拝については個人の信念の問題であり、一定限度以上の問題にはならないと考えていたと思われます。」
「しかし安倍首相と小泉元首相とは違う、そのことは誰もが知っていたのです。小泉氏は歴史までも書き換えようとする国家主義者ではありませんでした。自分に都合良く歴史を歪曲してしまう、この点に関し、一部の人々が安倍首相に疑問を持ち続けてきました。」
「そしてついに、その答えがはっきりしたのです」――と。
小泉元首相と安倍首相の
どこがどう違うのか、
上のラジオ放送を聴いて
明瞭になりました。
古賀誠さんの表現を借りれば、
「二心を持つ」
というバランス感覚の有無の違いなのですね
(ビデオタイム43:20~参照)。
首相という
国家を代表する立場では
参拝すべきではなかったでしょう。
安倍某の口にした
「個人としての総理」なる
弁明は、
聞くに堪えんです。
最後、
参考までに
安倍某の靖国参拝後に出された
米中の
声明等を上記サイトから
転載しておきます。
〔中国〕
「中国政府は、日本の指導者が中国とその他のアジアの被害国の国民の感情を踏みにじり、公然と歴史の公正さと人類の良識に挑戦したその行為に対し、強い憤りを示す」
* 中国外務省の秦剛報道官は
「侵略と植民地支配を美化するものであり、国際社会の日本の軍国主義に対する正義の審判を覆そうと企んでいる」
と語り、以下のように付け加えました
「我々は日本の指導者の今回の行動に強く抗議するとともに、深刻に非難します。靖国神社への日本の首相の訪問の本質、軍国主義による侵略と植民地支配を行った日本の歴史を美化しようという意図が現実になったものです。」
中国政府は北京駐在の日本の木寺大使に「強い抗議」を行うことにより、今回の問題に対するより一層強硬な姿勢を明らかにしました。
〔米国〕
「日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。」
「米国は、日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを希望する。」
☆ 米国声明記事URL:http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20131226-01.html
〔韓国〕
(声明は、発表されなかったようです。ただ、)
韓国の報道官を務める劉震竜文化体育観光相は安倍首相が靖国神社を参拝したことについて
「時代遅れの行為」と非難し、次のように続けました。
「日韓関係に深刻なダメージを与えただけでなく、本当アジアの安定と協調のための基盤を根本から破壊してしまいました。」
「近隣諸国の懸念と警告にもかかわらず安倍首相が靖国神社への参拝を行ったことに対し、遺憾の意を持たざるを得ず、かつ怒りを表明せずにはいられません …」
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