のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

くよくよ考

2010年11月04日 14時28分36秒 | Weblog
藤本義一さんのエッセイを読んでいて

「苦余」「苦予」「苦与」という語に出合いました

(「クヨクヨ人生考」PHP11月号所収)。

いずれも「くよくよ」の「くよ」にどんな漢字をあてられるかを、

思いつくまま記されたものでしょう。

この言葉にヒントを得て、「くよくよ」の容態と対策を考えました。


(1) 完璧でありたいと思うと、

やり残しが許せなく、かえって何も手につかなくなります。

これが、苦余です。

(2) ときに将来を悲観的に予想して不安になります。

これが苦予です。

(3) 知らず内、他の者の負担になっているのでは、

と心配になったりしますね。これが苦与です。


<対処法>

(1)では、

糞(ふん)詰まりになって、前進できません。

早く完璧に終わらせようとして、

かえって身動きとれなくなっているわけです。

こういう場合は、

リラックスしましょう。

放っておいても、苦は、増えるだけでなく、

その片一方で減少してゆきます

(人間は、完璧には苦しめないように出来ているのです!

幸せが漏れ出るように、苦しみも漏れ出ます)。

今日の仕事の20%は、明日の仕事♪

それでいいんじゃないですか。

さあ、さあ、溜まっている仕事の片づけをしましょう。



(2)では

くよくよしてよい局面かもしれないです。

冷静に、何が不安要因かをチェックして見ましょう。

健康に関することなら、念のため、医者の診断を!

経済的なことなら、

弁護士や役所の福祉課、

あるいは、将来設計の、その道のプロのアドバイスを手にして下さい。

何もなければ、考えすぎなのです。

前倒しでシュミレーションする癖を

身につけると、覚悟ができ、不安が軽減されます。

ただ、覚悟より正確な状況把握が先ですよ。

その点は、お忘れなきように。



(3)では

自分が誰かの“苦”の原因になっているかも、

なんて想像するだけでも辛いですね。

せいぜい苦慮という単語を思い出しましょう。

他人を慮(おもんばか)るのは難しいです。

でも、成功すれば「信頼関係」という熟した果実が味わえますよ。



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