のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

空白の恐怖

2010年11月03日 11時48分53秒 | Weblog
先月31日、映画を観た日の帰りです。

家路につくため、

エスカレーターで下っているときです。

突然、自分がここに立っている意味が飲み込めなくなりました。

時間にして1、2分ぐらいでした。

自分の意思と無関係に、テレポートした感覚です。

(何で、僕はここにいるの?)

と真剣に考えました。

時間が溶けるようにして、

映画を観ていたんだということを思い出しました・・・

goo友になってくれている人に余計なことを心配させてはいけないと思い、

書くのを控えてました。

しかし、書かないでいると、

記憶喪失のような現象が何時起きたのか

忘れる恐れがあると考え、

記録として残して置くことにしました。

映画館に入る前、何もないところで5,6回躓(つまづ)きかけたことといい、

安全策を講じておく必要を感じます。

映画の入場卷を手にして、建物内を散策しているとき、

ここで倒れたら、

誰かが救急車を呼んでくれるから安心だみたいなこと、

真剣に考えました。

映画を見る楽しみより、そちらの方が心の中で占めている比重が高かったです。

「インシテミル」は、ホラー映画に分類されているようです。

この点、記憶をなくすということは、ホラーではないかもしれない。

しかし、スリラーではありえます。

こればっかりは経験しないと合点が行かないでしょうね。

ふっと、記憶がなくなると、

焦りますよ~

自分が何者か、なぜ、ここにいるのかが分かるまで、

一種、形容しがたい不安に襲われます。

だって、ここに何故いるのか理由が分からないということは、

行き先を失くすということでもあるわけですから!

周りに見える景色も普通に景色でなく、迷い込んだ不思議ワールドです。

ただ、僕の強みは、記憶が戻った時点で

(よかった、よかった)で済んでしまうことです。

お袋が認知症になり始めの頃、

よく言ってました。

「忘れるんやな、大切なこと。

普通は謝らんなあかんやろ。うちな、謝ることも忘れんねん。

便利になったやろ」と。

僕も忘れることに意味を見出したいと思案中です。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (baniramama)
2010-11-03 15:38:42
不思議な体験ですね

私も(ブログに載せてるけど)不思議な体験が何度かあります
私の場合は見えないものが見えたり、消えたりするので自分の身体に異変はないのですが。

それでも忠太さんの不安はお察しします

もっと気楽な「釣りバカ日誌」的なものなら違ってたかしら? 分かりませんね


あ、そうそう以前トラックバックのことで教えていただいてありがとうございます

私・・ココの所バニラの命日が近づいたからなのか、心がしくしくするんです
だから・・忠太さんのコメントも心では分かっていてもお返事も出来ず失礼しててごめんちゃい

早く気持ちが「秋晴れ~~っ」って感じになりたいです ニコニコ
返信する
☆baniramamaさんへ (忠太)
2010-11-03 20:23:32
今年は秋が短そうですね。
返信する

コメントを投稿