のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

一日一枚のビジネスプラン

2011年01月08日 21時01分40秒 | Weblog
「PHP」今月号(2月号)に中島一明さんという方が

自らの事業実現の経緯を紹介しておられました。

いや~、びっくりしましたな。

現在25歳というお若さでの成功譚ですが、

学ぶべきこと多々ありそうで、こりゃ真似出来んわい、と思いました。

まず、高校一年で

学業に見切りをつけられました。

僕なら、せめて高校の卒業までは我慢・・・欲求は抑制します。

保護された環境を捨て去るには犠牲があまりに大き過ぎるのではないか

と判断する結果です。

彼の場合は、あっさりエスカレーターを降りちゃうのですね。

高校を辞めた彼は、この後、様々な職業を経験し、

十九歳で挑んだのが世界一周の旅でした。

発展途上国のアジアの

貧困、戦争の傷跡をつぶさに見て

感じ入られたようです。

べ平連を作った小田実さんのような人です。

旅行中、一日に一枚、ビジネスプランを作成したそうです。

帰国してから、その中からプランを厳選して

起業したとのこと。

<会社なんて潰れたって、自己破産するだけ。

命は取られない>と考えたらしいです。

確かに死ぬ必要はないけれど、笑い者になるのではないか・・・

というような心配さえなさらなかったのでしょうか。

腹の据わり具合が半端じゃなく

(う~ん、偉い!)

と、まずは感心しました。

しかし、この後が問題ですね。

彼においても、案の定、思う通りには事は運ばず、

食いつなぐため、方向転換につぐ方向転換を余儀なくされて行きます。

ドン詰まり状態に落ち、

終に、見つけたのが事業者へのインタビューサイトの立ち上げでした。

事業に成功した人の話に耳を傾けて見ようということが

発想の原点だったようです。

思いますに、

この人の本当に立派なところは、無鉄砲さではないですね。

では、どういうところにあるのかと言うと、

厳選したはずのプランがうまく機能しない現実に直面したとき、

初心にかえり

成功の秘訣につき、先輩に教えを乞おうとしたことでしょうか。

そのような素直さも、もちろん、大切です。

しかし、単にこの人、素直なだけではないんですね、

敬服すべきは、“学ぶこと”をビジネスにしてしまった点、

つまり、事業の成功者とみなされている社長に企業運営のコツ、目標を訊き、

それをそのままに事業として成り立たせた点です。

この、転んでもタダでは起きない精神が驚嘆に値します。

面談した経営者は、五百人を越えるそうです。

こつこつ続けることも大事。

しかし、反省し、新たに第一歩を歩み出した時点ですでに事業だったことが

奇想天外です。

「一日一枚のビジネスプラン作成」

という荒技も決して無駄にはなってなかったということですね。

「一日一枚のビジネスプラン作成」の「作成」の文字を「拝聴」に切り替えれば、

まさに現在、彼が取り組んでいるビジネスそのものです。

ちなみに、彼の立ち上げた動画サイト、「福岡の社長.tv」は、

こちらです

(左サイドバーの「サイト案内」欄にもリンクさせておきました)。

最近、メディアにも取り上げられたそうです。

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