のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

2チャンネルがさわぐ生活扶助費情報。 

2015年01月12日 15時07分00秒 | 経済生活
坂東ぎょにく@職業訓練校に落ちてます @gyonikunetさんのツイートです。

――生活保護って生活扶助8万くらいだよって資料だしてんのに、いや29万だ29万なんかもらいすぎだ今どきそんなにもらえるなら生活保護は不正だって2ちゃん情報だけ振り回してる正義の味方いるうちは国民投票なんか無理だな。ムーと2ちゃん以外にもなんか読んだほうがいいよ。〔13:03 - 2015年1月11日 〕――

世の中には、

「物わかりの悪い人」っているんだなぁと、

このツイートを読んで思った。

しかし、それにしてもこのツイートで「正義の味方」と呼ばれている人、

どういう環境で生きているのだろう。

生活保護を受けていて、

収入が29万?

ありえないわ、それは。

でも、2ちゃん(ムーは、知らない)には

その手の出鱈目情報を

誰からもチャチャを入れられず、

発信できる

ネット空間は怖いと思う。

前、新聞に2ちゃんに書き込みをしている人って、

自民党の議員か

官僚だという情報が流れた。

噂ではなくて、

ユーザー情報が漏れてしまったとかいうことだった。

みんな、

そういうニュースは忘れてしまったのかな。

有料会員になるのは、

そういう下々の情報に疎い人間が書き込んでいるということ、

しっかり記憶に

留めておく方がいいだろう。

しかし、本当にそんな嘘な情報があるのか――。

ちょっと気になるだろ?

それで調べたら、

ネタ元と思しき記事、見つけた。

これだ。


典拠:保守速報の記事「朝日新聞画像」*http://hosyusokuhou.jp/archives/24255095.html



生活のレベルを見る

着眼点は、

食費だ。

母親に子供二人で

月額43000円。

これをみて贅沢と思うか否かだ。

僕は、

思わない。

もし、この金額見て本気で

「贅沢」

と思うなら、

生活保護の申請を検討をした方がいいのかも。

あなたは、

紛れもなく貧困層なのだと思う。

しかし、その金額で

母親に子供二人の食費を購うのは

無理と思いながら、

そこに目塞ぎ、

「贅沢」

と感じるのだとすれば、

自分の中の強欲を退治して欲しい。

彼等のどこを見て

「贅沢」

と考えているのか、

頭を整理してみたらどうだろう。

習い事の文字に目を奪われて

贅沢しているように見えているのではないか。

行っている先は、

塾ではないよ。

本文には、

長女は、体操。

長男は野球とある。

地域との関係を断ち切らないための必要経費と思う。

また、家賃などは、

右から左へと流れていくお金だ。

手の上に乗るのは

一瞬の間だということを考えてみよう。

「遊んで暮らしている」

というラベリングを恐れて

飢え死にする道を選ぶ人が一杯いる。

そういう人が

ひとりでも減ることが大切なんじゃないか。

生活保護に

「贅沢」の二文字が浮かんだら、

我慢している人が受給を検討するだろう。

そして申請、

認可にこぎ着ければ、

結果として、

飢え死にや自殺者が減ることになる。

結構なことじゃないか。


〔資料〕

「生活保護『月29万円でも苦しい』と、『若者の自衛』の関係」

   J-cast(2014/10/ 9 11:41 )

☆ 記事URL:http://www.j-cast.com/kaisha/2014/10/09217896.html?p=all

朝日新聞の「生活保護 月29万円で生活苦しい」という記事が、わたしのフェイスブックのタイムラインでまた回ってきている。1年以上前の記事(2013年3月掲載)なのだが、根強いバズりなのだろう。

母親と、中学生・小学生の子供2人。月に生活保護を29万円支給されている。生活保護なので、健康保険や医療費は無料。

習い事や娯楽費に4万円ほど回し、交際費もつかっている。携帯電話代は月に2万6000円だ。

習い事などでお金がかかり、このまま生活保護費が下げられたら、子どもたちを塾に通わせることができないという。そのためには自分の食費を減らすしか無いと訴える。

生活の期待値だけは、前の世代から引き継いでいるが、実際の生活は貧乏に

維持費が結構...
維持費が結構...

手取りが月に29万円というのは、月収40万程度か。年収にして480万円で、日本人の平均世帯所得(537万2000円)にほど近い。

それでも足りないというのは、どういうことか。

それは、生活が厳しいのではなく、「理想の生活にはとどかず苦しい」のだろう。

高度成長期の感覚で、子供を塾に通わせ、受験して、大学にいかせる。あとは車とマイホームと年に1度の家族でのハワイ旅行。こんなかんじがバブルな時の「人並み」の理想の活像だった。もはやそのような生活をするには、平均所得では無理で、年1000万円でも楽ではない。

生活の期待値だけは、前の世代から引き継いでいるが、実際の生活は貧乏になる。さらに税金や社会保障費だって確実にあがって手取りも減っていく。

今後は、こういう人並みの生活を、ほとんどのひとが送ることができなくなる。

まじめに働いて平均所得を得ている人でも、そういう生活からは無縁になる。

自分たちの期待値をどんどん下げている

すでに今の大学生あたりはそれを敏感に察知して、自衛のために、自分たちの期待値をどんどん下げている。これはたぶん無意識にやっているのだろう。

それが、世間的には、「理想が低い」「草食」「消費に興味が無い」にみえるのだろう。

しかし、そうではない。それは若者の自衛なのだ。この記事の主婦のような高い期待感をもっていたら、現実とのギャップに打ちひしがれて、絶望を味わうことを、なんとなく自覚しているからだ。

危ないのは、この記事にあるように40代前半の人だとおもう。バブルが崩壊した後に仕事につくが、バブルの時代をなんとなく知っているような層だ。そしてその世代がちょうど、かつての生活の理想を成し遂げるべき年になってきている。(大石哲之)





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