「子育てアドバイス 」
というサイトに
「『甘やかす』こと『甘えさせる』こと」
と題する記事が
ありました。
☆ http://www.ist-academies.com/amaeru/
「スキンシップ」にはじまって、
幾つかの項目が
あります。
なるほどと教えられるところが
多かったです。
特に印象に残ったのは、
[子どもの放置には子ども側に強い怒り]
という項目に
あった指摘です。
――こどもを放置すると、子ども側に強い怒りが生まれます。
放置することがいかに子ども側に強い怒りを生むか、ということはあまり知られていません。
愛の反対は憎しみではなく、無関心だと言われています
憎しみの裏にはまだ愛があります。
しかし、無関心に愛はありません。――
とありました。
「 愛の反対は憎しみではなく、無関心だ」というマザー・テレサの名言、
子育てとの関連で
考えると分かりやすいです。
無関心に対し、
子どもが
抱いた怒りを
せっかく「泣く」形で示しても、
「無関心」
という心の状態の
親の側が受け止め切れなくて、
怒りに対し、
怒りで押さえつけてしまうことが
まま生じがちです。
そして抑圧的なこういう対応が
続くと、
子どもが
サイレント(静かな)ベビーになってしまいます。
すなわち、
(甘えたい気持ちも、
怒り悲しみも、みんなしまっちゃおう…その方が楽だから)
という風な、
思い癖を子どもに付けてしまいます。
その結果、
表面上、手がかからないので良い子に育ちます。
しかし、喜怒哀楽が少ない分、心のダメージは大きいと見ていいです。
子どもは、
甘えと反抗を繰り返しながら
成長します。
「甘えとは「依存」のこと、反抗とは「自立」のこと」
という指摘が
上掲サイトににありました。
僕も同感です。
もし子どもが不安になって、
後ろを振り返って、
そこに親がいて
「大丈夫だよ」
と頷いてくれる、
そんな信頼関係を通して
自立した
感覚が育つのでしょう。
「甘やかさないことが自立」と思われがちです。
しかし、そうではありません。
「甘え」→「安心感」→「意欲」→「自立」
という流れを、
覚えておくといいようです。
自立するには
その土台となる自己肯定感が
充分に
育ってないといけません。
それは、
安心感に育まれ、
意欲を導き出します。
さて、この「甘えさせる」という
親からの働きかけは、
したがって、子どもペースで行われます。
似て非なるモノに
大人の都合で支配する、
過干渉、過保護があります。
こちらは、
「甘やかし」です。
表現こそ
似ているものの、
愛情が
欠けている点で
両者は、
明瞭に区別できます。
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