会見での要点は、
次の画像にある通りです。
典拠:サイト「真実を探すブログ」*http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3486.html
にこやかな表情をして
1~6月期までを均(なら)すと、
前年10~12月より成長していると応えています。
しかし、駆け込み需要の
1~3月期のGDP成長率は、
実質は1.5%(年率6.0%)だったはずですよ。
均したとしても
0.8%マイナスです。
6か月間での変化ですから、
ひと月当たりマイナス0.13%程度ということになります。
植草一秀氏が
ブログで掲げておられる
図表(政府公表のデータに基づく)を見る限り、
昨年10~12月期は、
マイナス0.0%になっており、
どう考えても、
この時期よりマシとは言えないです
(「-6.8%成長どころでないGDP崩落の真実」参照)。
だって、ほら
-0.13%<-0.0%でしょ?
ところで、成長率は、
単にこの数値の比較に尽きません。
後述するように、
4~6月期は、
大量の商品の売れ残りにより、
成長率が
かさ上げされているという問題があります。
それを考えると、
大震災と
同じ程度の落ち込みなのに
気にすることはないって話にはならないです…
落ち込みの度合いは、
大震災のとき以上と言っていいぐらいなのに、
よくもまぁ、
「成長軌道に戻す」って
簡単に宣言してくれていますね。
戻すための戦略はあるのでしょうか。
植草一秀氏が
上掲ブログにおいて特に警鐘を鳴らされるのは、
在庫品の増加についてです。
すなわち、在庫品として抱えている
売れ残りが捌(は)けるまで
工場の生産ラインが停止したまま動かない
ということです。
給料が
支払われず、
待っているのは倒産です。
しかも
その倒産が連鎖することになります。
来年の決算期、
一挙に日本のひっ迫した
経済状況が表面化するはずです。
しかし、それでも、
現在の無能政権は
何にもしないでしょうね。
大企業は、
生き残るでしょう。
しかし、彼らは、元々、
海外生産が主で、
日本の経済の活発化に貢献するところがありません。
アベノミクスは、
いずれ戦後最大の愚策だったことが
誰の眼にも
明らかになるでしょう。
そのときになって、
原発の事故に対して
何の責任も負おうとしなかった安倍某が
にっこりとしながら
オリンピックのプレゼンみたく、
また、約束してくれることでしょう。
「かつても、現在も、これからも
皆さんは裕福です」と。
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