雨が降る

日本では「防災訓練」がイベント化しています。

関西でも

「防災の日」と名付けて

お祭り騒ぎを

繰り広げています。

（ただ単に弁当、食ってるだけやろ）

という、本気で防災を考えようとする立場からすると、

百害あって一利なしの行事です。

イベント化しているがために

真剣味がなく、楽しい遊びの日となっています。

内閣危機管理センターにおいても

この傾向はあるようで、

政府関係者でさえ

「彼らは万死に値します」

とコメントしています。

そのたわけた内閣危機管理センター住人である政府高官たちは、

日本の半ば米軍の占領下にある状態を評して

「（管さんでは統治できないから）その方が早く原発を制圧できる」と喜んでいるらしいです

（週刊文春４月１４日号、『原発解体』の緊迫情報」参照）。

一方、細野豪志首相補佐官や枝野幸男官房長官は

「安定化するまで数カ月かかる」

としか言ってません。

米軍内部では

「６か月で燃料棒を冷却化させ、それから廃炉に向けた作業」

と予測を立て進言しているそうです

（上掲誌参照）。

しかし、米軍の強力な力をもってしても

どうにもならないことがあります。

気象の移り変わりです。

雨が降りますと、

空気中に浮遊している放射性物質が降下してくることでしょう。

防ぐ手立てはありません。

間違いなく迫りくる危険に対して、

傍観者の立場でいれる内閣危機管理センターの人たちって

何なんでしょうね。

「浄水場の汚染物質の値が基準値を超えた場合、速やかに広報せよ」

というのが政府の立場です。

２３日、金町浄水場が馬鹿正直にそれに従ったがために

首都圏に大パニックを引き起こしたのは記憶に新しいです

（「首都・東京“水パニック”の恐れ　金町浄水場から放射性ヨウ素」MSN産経ニュース「zakzak」参照）。

実は、本来は、蛇口の水を検査すべきだったのです。

ヨウ素は半減期が短く（決して、無害になるわけではありませんが）、

水道管を流れる水の速度を計算すると、

政府基準で行くなら、慌てふためく必要は、まったくありませんでした。

ただ、気になる情報として

一部の自治体は、

そう判断して、

政府指示に従わず、

情報を公表していなかったと言います

（上掲誌参照）。

このような形で自治体が独自判断で

情報を秘すことが普通になるという事態は、別の意味で不気味です。

肝心なことは、数値をどう評価するかです。

「安全です」

と能天気なことを言っていれば済む問題ではないです。