のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

Anatoly Vedernikov plays J.S.Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830

2011年09月16日 01時11分38秒 | Weblog
アナトリー・ヴェデルニコフ(Anatoly Vedernikov)は、

戦前、日本に住んでいました。

ピアノがとても好きな少年で悪さをすると、

両親にピアノに鍵をかけられ、弾けなくされたそうです。

日本が戦争に突入しそうななる前、

旧ソ連に戻られたようです。

しかし、日本での在住が仇となって

父親は、スパイ容疑のため銃殺。

母親の方は、収容所送りとなり、そこで死にました。

その後、

人に認められることなく、

不遇な時代を

ピアノとともに生きました。

ヴェデルニコフは、天才的なピアニストでありながら、

ピアノの弾き方が軽やかで明晰だったため、

当局から危険視され

演奏会活動が許されませんでした。

日本でも戦争中は、

健康的なものは戦争を忌避させるとして、ご法度でした。

それに似ているかもしれません。

ウィキペディアの記述によると

音が澄んでいるらしいです。

you-tube「あるロシア人ピアニストを巡る対話」(NHKの番組)にも、

そう評したように聞こえる解説がありました。

ペレストロイカで

やっと世界の国々に知られるようになりましたが、

1991年にソ連が崩壊し、

わずかその二年後、

帰らぬ人となりました。

バッハをこよなく愛したヴェデルニコフ、

この人の演奏によって、

実際、僕は、バッハが中学生の頃に馴染んだ

姿とは違う様相で立ち現れる

のを感じました。

皆さんも、一度じっくりと味わって見て下さい。

こころが洗われますよ。

Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (1/4)



Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (2/4)


Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (3/4)


Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (4/4)

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