警視庁巡査の自殺 警察内部のいじめ（パワハラ）が原因か

警察のパワハラは、

民間と比べ

格段に強烈だと言う。

そりゃあ、そうかもなと思う。

無理心中の

直接の動機は、

結婚の無期延期だろう。

しかし、なぜ、延期になったのか

と言うと、

どうも上司のいじめ（パワハラ）が原因なようだ

（今月１５日発行の日刊ゲンダイ記事、

「警視庁巡査を追い込んだノルマとパワハラ」参照）。

自殺を選んだ

巡査は、

リクルート担当職員だった。

それで、

後輩の名前を使って

採用試験に応募したと言う。

確かに、したことは、

立派な犯罪だ。

「有印私文書偽造」に当たる。

しかし、通常は、

そのことで利得するわけでなく、

お目こぼしになるらしい。

上掲紙によると、

「始末書」で済むケースだと

元兵庫県警の飛松五男氏が証言している。

実名での

意見の陳述だ。

偽造に走った理由として、

警察内部の

リクルート実績

という“ノルマ”達成を

逆手に取った

いじめ（パワハラ）と考えたら、

悲惨な事件だ。

黙っていられなくなったのだろう。



〔資料〕

「男性警官、結婚悲観し殺害か　警視庁の男女巡査遺体発見」

　　　朝日新聞（2014年4月13日00時40分）

☆　記事URL:http://www.asahi.com/articles/ASG4D7TSQG4DUTIL026.html

　埼玉県狭山市のマンションで１２日早朝、警視庁の男女の巡査の遺体が見つかった事件で、男性が上司に、女性との交際がうまくいっていないと話していたことが、警視庁への取材でわかった。警視庁は、男性が将来を悲観して、女性を殺害し、飛び降り自殺をしたとみている。

　埼玉県警や警視庁によると、男性はこのマンション３階に住む蔵前署の関口卓弥巡査（２４）、女性は田無署巡査の間宮陽子さん（２４）。間宮さんは関口巡査の部屋で腹を刺されて死亡、関口巡査は敷地内で倒れているのが見つかった。

　２人は同期で、２０１３年から交際。今年３月に結婚予定だったが延期していた。関口巡査は９日から休んでおり、１１日に蔵前署幹部が会うと「彼女とけんかした。結婚の話は終わるかもしれない」と泣きながら話したという。

　関口巡査は昨年８月、警視庁の採用試験に大学の後輩の名前で勝手に申し込んでいたことが発覚。警視庁が内部調査をしていた。自らの紹介で申し込みがあったように装うためだったといい、「署内で期待されていて受験勧奨をしなくてはと思った」と話したという。警視庁は、結婚延期の一つの原因とみている。