本年7月、参院選があります。
それまでは、
大人しくしているはずの
安倍でした。
札束を刷りまくれば、
財源が
限りなく確保される
という単純な発想で円安を引き寄せました。
だぶついた円は、
投資に回り、
目に見えて株価が上がりました。
経済の神様!
救世主よ、
と持ち上げられ、
じっと我慢の子でいるものとばかり
思っていました。
しかし、何やら半催眠状態で
共産党の書記長気取りでなんでしょうか、
東アジアの
“ダイヤモンド”うんたらかんたらという
論文を発表して
軍事的緊張を演出しました。
いよいよ、チンピラ右翼らしく
隣国に喧嘩でも売りに行くのかと思いきや、
「原発は、次々に再稼働!」
と自国の時限爆破装置のスイッチを入れる一方、
「基地は、辺野古で決まりだよ~ん」
とアメリカへの媚びを忘れず、
その足で、
かの国になだれ込んで言うには、
「TPPの交渉テーブルに着きま~す」
ということでした。
何をそんなに先を急いでいるでしょうね。
せき立てられるかのようです。
安倍氏の訪米は、
日本のメディアは大きく取り上げられました。
拍手喝さい、
万歳歓呼の世論一色です。
しかし、アメリカでは
悲しいほど、安倍訪米は、
ニュースになっていない由です
(植草一秀・文「オバマ政権が安倍政権に示した『3本のイヤ』」参照/リンク)。
明らかに著しい温度差があるのでしょうね。
実際、アメリカでの安倍氏の
受け入れ方は、
極めてぞんざいなものだったようです。
まず、出迎えがありません。
晩餐会もなかったと言います。
100%属国扱いです。
ただ、冷遇も
あるいは、
日本は、これから地獄を見るよ、
覚悟しなさいよという、
旧友に対する
呼びかけだった側面もあるでしょう――。
実際、情けを乞うように、土産の多さ、大きさで、
すでに日本は青天井だったようです。
求められれば、
何でもさし出すポツダム宣言受託、
お任せ外交の再現です。
訪米前に、
すでに牛肉輸入規制緩和のお土産まで
航空便で送ってました。
ここまで、来てしまった・・・
という侘しさのみあります。
もはや「交渉」以前、
這いつくばってるとしか言いようがありません。
この現実を見ると、
日本は
どこまで追い込まれた状況にあるのか、
と不安にもなってきます。
元外務省国際情報局長の孫崎亨氏は、
次のように論点を
指摘されているようです
(新著『これから日本はどうなるか-米国衰退と日本-』参照)。
同書によると、
米国外交が変化した背景に、
中国の台頭、中国の躍進があるとのことです。
すなわち、アメリカの国内において
中国の重要性を強く認識する勢力が拡大しているらしいのです。
それが
日本の扱いに影響しているのだ、ということです。
焦りとも言える
安倍氏の行動の裏側にある事情として
斟酌すべきかもしれません。
でも、ふっと思うのは、
焦りは単純に中国由来でなく、
インチキ選挙が
ばれるのを恐れてのこと、
と考えないわけではないです。
悪事は、
隠しても隠しても
いつかは露見してしまうものだからです。
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