のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

福島における放射能の脅威について

2012年12月24日 12時57分30秒 | Weblog

 「原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています」。

天皇のお言葉です。

今年3月11日、国立劇場で行われた

「東日本大震災・追悼式典」で述べられたものです。

動画もあります。

 天皇陛下 東日本大震災追悼式典でのお言葉(12/03/11)

安倍自民党は、

元首云々で喧しいですが、

この場面では、

知らぬ存ぜぬで押し通すつもりなのでしょうか。

あるいは、

米倉経団連会長も

何か言いそうですが、

ここは、

とぼけてしまうつもりなのでしょうか。

びっくりしたのは、

ニュースで

NHKは、

「原発事故」の部分はカットしていたと言います。

民放も右へ倣えで、

この部分は省いたらしいです。

このため、

視聴者は、

インターネットや

新聞などで全文をあたって

読まなければ知ることはできないとのことです

(田中龍作ジャーナル参照/リンク)。

俳優の渡辺謙さんが

ダボス会議(1月25日)でスピーチした時も、

テレビ局各社は、

原発事故に関する部分をカットしていることを

初めて知りました。

いくら、電力会社からの広告漬け、

接待漬けに飼いならされてきた記者クラブメディアにとって、

原発問題はタブーだとしても、

元首や

著名人の発言まで

電力会社に都合のいいように

捻じ曲げるのは、

やり過ぎなんじゃないでしょうか。

民主党が

“脱原発”を

口にする度、

水を差していた

経団連会長という

大企業の

連合体の代表者である

米倉何某とかいう

人物に聞きたい。

一体、君は、何者なんだ?

経済界で

もっとも強力な団体であっても、

所詮は、

私利私欲の

求めるところ、なすところでしょ?

必ずしも

経済面での

公益ないし

国家利益を代弁するものじゃないはず。

恥知らずなことを

言い募るのも

いい加減にし給え。

 

(※ なお、宮内省の文書、

このブログ記事の最後に

<資料>として

転載しておきます。)

 

<田名龍作ジャーナルについて>

上記、参照した

田中龍作ジャーナルは、

取材を寄付で賄っておられるとのこと。

意外に、この取材って、お金がかかると思います。

サイトに掲載されていたカンパ宛先を

下記に転載しておきます。

   ・寄付の仕方

■郵便局から振込みの場合

口座: ゆうちょ銀行
記号/10180 番号/62056751

■郵便振替口座

口座記号番号/00170‐0‐306911

■銀行から振込みの場合

口座/ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
店番/018 預金種目/普通預金 口座番号/6205675 口座名/『田中龍作の取材活動支援基金』

連絡先

tanakaryusaku@gmail.com
twitter.com/tanakaryusaku

 

<資料>

(宮内庁サイトより)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/okotoba-h24e.html#D0311


天皇陛下のおことば

東日本大震災1周年追悼式

平成24年3月11日(日)(国立劇場)



<英文>


東日本大震災から1周年,ここに一同と共に,震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します。

1年前の今日,思いも掛けない巨大地震と津波に襲われ,ほぼ2万に及ぶ死者,行方不明者が生じました。その中には消防団員を始め,危険を顧みず,人々の救助や防災活動に従事して命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることができません。

さらにこの震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより,危険な区域に住む人々は住み慣れた,そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。

この度の大震災に当たっては,国や地方公共団体の関係者や,多くのボランティアが被災地へ足を踏み入れ,被災者のために様々な支援活動を行ってきました。このような活動は厳しい避難生活の中で,避難者の心を和ませ,未来へ向かう気持ちを引き立ててきたことと思います。この機会に,被災者や被災地のために働いてきた人々,また,原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を,深くねぎらいたく思います。

また,諸外国の救助隊を始め,多くの人々が被災者のため様々に心を尽くしてくれました。外国元首からのお見舞いの中にも,日本の被災者が厳しい状況の中で互いに絆(きずな)を大切にして復興に向かって歩んでいく姿に印象付けられたと記されているものがあります。世界各地の人々から大震災に当たって示された厚情に深く感謝しています。

被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。国民皆が被災者に心を寄せ,被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう期待しています。そしてこの大震災の記憶を忘れることなく,子孫に伝え,防災に対する心掛けを育み,安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。

今後,人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同と共に願い,御霊(みたま)への追悼の言葉といたします。


 


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