のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

精神的に自立していない人間の国家観、一流か二流かを問う。

2013年03月13日 18時34分14秒 | Weblog

 World Socialist Web Site紙の2013年2月26日 付記事、

「Japanese premier signals military buildup during US visit」

(日本の首相、訪米中に、軍事力強化を示唆)

の文末に、

Washington is simply sowing the seeds of wider and more devastating conflicts.

(ワシントンは、より広範で、より壊滅的な紛争の種を蒔いているに過ぎない。)

という記述が見られます。

文末ということで、

この記事の結論です

(「マスコミに載らない海外記事」参照/リンク)。

☆ 元記事URL:http://www.wsws.org/en/articles/2013/02/26/japa-f26.html

すなわち、

「アジアの安全保障において、

日本がより大きな役割を演じるられる」。

それによって、

オバマ政権の期待する

“アジア回帰”が

達成する

アメリカの成果についての論評の結論です。

日本では、

TPPに関連する

共同声明が伝えれられるのみで、

より一層の

軍事的な意味を持つ安倍の働きかけは

報道されず仕舞いでした。

オバマは、

安倍の攻撃的な

対中国包囲の全面的な支持は避けました。

しかし、日本が

軍事力を強化すること自体は

否定してません。

しかし、そのような曖昧な態度を通じ、

中東での活動を含め、世界の海上交通路での日本の

警察活動を奨励する羽目に陥ります。

その結果、ワシントンは、

より広範で、より壊滅的な紛争の種を蒔く――

ことを危惧するというのが

この記事の要点です。

安倍訪米により、

オバマ大統領と共同声明を発したことは

知ってました。

しかし、実は、会談場所が

戦略国際問題研究所(CSIS)であったことまでは

僕も気付きませんでした。

ここは、昨年8月、

より緊密な

日米軍事協力を要求する報告書を発表したところです。

その報告書に曰く、

(協力に応じなければ)日本は“一流”国家であることを止めるだろう云々。

この要請に、安倍は、どう応えたのでしょうか。

それにつき、

World Socialist Web Site紙は、

次のように、報告してます。

At the CSIS, Abe laid out his US-aligned foreign policy in greater detail. Explicitly referring to the 2012 CSIS report on the US-Japanese alliance, he promised: “Japan is not, and will never be, a Tier-Two country. I should repeat it by saying, I am back, and so shall Japan be.”(CSISで、安倍は、非常に詳しくアメリカと足並みをそろえた外交政策を披歴した。日米同盟に関する2012年のCSIS報告書にはっきりと言及し、約束して言うには“日本は、二流国ではなく、今後も決してそうなりません。重ねて 申し上げますが、私は戻ってきました。日本もそうなります”と)。

この返答を読みながら、

佐藤栄作が

中国の核実験に触れ、

「二流国になり下がるのは避けたいので、核武装したい」と

子どもみたく、

アメリカに泣きついたことを

思い出しました。

アメリカにお伺いを立てている時点で

すでに二流国でしょう。

もし、戦闘能力的な方面でのみ、

軍事的に自立した一流国であるためには、

第2次世界大戦で

戦勝国となり

安全保障常任理事国になってないといけません。

そうでないと、

核武装は認められません。

それが世界の常識です。

敗戦したので、

軍事的なリードは

日本は諦めよう。

そこから、日本の戦後が始まりました。

ドイツも東西に分割され、

再軍備する力を半減されました。

歴史に「もし」は無いと言いますが、

もし、敗戦が受け入れられず、

2回の原爆投下にめげず

抵抗していたら、

文字通りの亡国です。

国自体が消滅してしまっていたでしょう。

ポツダム宣言を受託し、

二流国でよいと

全面降伏を受け入れたればこそ、

それなりに、

繁栄もしました。

それで満足できないとなったら、

戦前に

逆戻りするしかないです。

しかし、そんなことをしてどうなるのでしょうか。

アメリカと一緒に

没落するだけでしょう。

さもなくば、

日本の

「アジア周辺国をやっつけたいよ」

という叫びを世界が聞きつけて、

反省のない国として

日本がまた、

世界から孤立し

淘汰されるだけです。

かつて売国奴・安倍が政権を投げ出したように

あるいは、

これから投げ出すであろうように、

私達は

自分の国の主権を

投げ出すわけには行きません。


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