ガザが空爆されたとき、
パレスチナ人がイスラエルに封鎖され、
みんな、
糖尿病ないしその予備軍にされてしまっている
という報道を読んだ。
ガザは、
海に面しているので魚とか海草が豊富。
本来は、バランスのいい食事が摂れるはずなのに、
そんなことはできない。
漁をするにしても
沖合では、
イスラエルが海上封鎖しているので
立ち入り不能。
沿岸部では、
爆撃でインフラが破壊され、屎尿が垂れ流されている。
そのため
魚が寄り付かない。
結局、カンパン等の支援物資に勢い頼ることになり、
健康そうに見えて
健康でない体が出来上がる。
イスラエルは、
そうなることを百も承知で
パレスチナ人を追い詰めている。
どんな形でも、
要は、パレスチナ人を殺してしまえばいいわけだ。
偏食が糖尿病患者を大量生産して
早死に至らしめる…。
思うに、
そういう弊害を見越した上で封鎖を解かないのは、
人道に反する。
この仕打ちを考える限り、
平時であっても、すなわち、戦時と何も異ならない。
また、糖尿病の
恐ろしさを思い知らされる気がした。
ところで、片山さつき氏が政治家として、
糖尿病と聞けば、
贅沢病としか理解しない
(下記〔資料〕参照)…のは、
2、30年も昔の情報が
更新されないままに放置されている結果だと思う。
普通は、
ホームレスの人に糖尿病が多いと聞けば、
なぜだろう?
と思うのではないか――。
政治家ならば、
それを不思議に思う鋭敏な注意深さが必要だと思う。
それとも、
自分以外の人間がどうなっていようと、
基本、知ったこっちゃないというのが本心だいうことか。
片山さんにあっては、
しめしめ
これで炊き出しの妨害ができ、
ホームレスの連中を懲らしめてやれるぞ
という貧しい対応しかできなかったということなのか。
とても薄ら寒い気持ちにさせられた。
「貧困の撲滅」というのは、
保守派にあっても
政治課題であっていいと思うのだが、
この人の場合は、
「貧困の撲滅」とは、
「貧者の撲殺」と同義なのかもしれない。
〔資料〕
「片山さつき議員バカ丸出し『ホームレスが糖尿病になる国ですよ』」
田中龍作ジャーナル(2014年12月30日 19:37)
☆ 記事URL:http://tanakaryusaku.jp/2014/12/00010515
野宿者(後姿)の血圧は上が190、下が120もあった。医師は「しょっぱい物は控えて下さいね」などとアドバイスしていた。=30日、渋谷宮下公園脇 写真:筆者=
渋谷区により公園を締め出された野宿者たちの「越年・越冬」。2日目のきょう(30日)は、国際NGO『世界の医療団』が健康相談を行った。
野宿者たちに つきもの の疾病は高血圧と糖尿病だ。過酷な生活と偏った食事が原因である。
炊き出しはオニギリやライスなど炭水化物が多い。炭水化物は体内で糖分に変わる。野菜や果物は不足しがちだ。
バランスよく、あれもこれも摂っての食事は、どだい無理である。糖尿病にならざるを得ない食生活なのだ。
『世界の医療団』のある医師は「貧困層ほど糖尿病が多い。貧困な国ほど糖尿病が多い。そういうデータが出ている」と話す。
『世界の医療団』による医療相談。医師が生活状況などについて問診しアドバイスしていた。=30日、渋谷宮下公園脇 写真:筆者=
生活保護削減の旗を振る片山さつき議員は、こうした当たり前の医療知識もないようだ。
「本当に困窮して3食食べられない人がどれ位いると思う? ホームレスが糖尿病になる国ですよ」-週刊誌の対談で片山議員はバカ丸出しの発言をした。(週刊朝日2012年7月20日号)
上述の医師は「そんな議員には世界のデータを見せたらいいんです」と憤る。
とはいえ国民の圧倒的多数は、偏らざるを得ない野宿者の食事と糖尿病との因果関係を知らない。片山さつき議員の発言は、メディアで増幅されて一人歩きする。
野宿者でなくても貧困層の食事は炭水化物が中心になりがちだ。バランスも悪い。
“ 生保受給者が糖尿病になる国ですよ ”。片山さつき議員の「バカ丸出し発言第2弾」が聞こえるようだ。
パレスチナ人がイスラエルに封鎖され、
みんな、
糖尿病ないしその予備軍にされてしまっている
という報道を読んだ。
ガザは、
海に面しているので魚とか海草が豊富。
本来は、バランスのいい食事が摂れるはずなのに、
そんなことはできない。
漁をするにしても
沖合では、
イスラエルが海上封鎖しているので
立ち入り不能。
沿岸部では、
爆撃でインフラが破壊され、屎尿が垂れ流されている。
そのため
魚が寄り付かない。
結局、カンパン等の支援物資に勢い頼ることになり、
健康そうに見えて
健康でない体が出来上がる。
イスラエルは、
そうなることを百も承知で
パレスチナ人を追い詰めている。
どんな形でも、
要は、パレスチナ人を殺してしまえばいいわけだ。
偏食が糖尿病患者を大量生産して
早死に至らしめる…。
思うに、
そういう弊害を見越した上で封鎖を解かないのは、
人道に反する。
この仕打ちを考える限り、
平時であっても、すなわち、戦時と何も異ならない。
また、糖尿病の
恐ろしさを思い知らされる気がした。
ところで、片山さつき氏が政治家として、
糖尿病と聞けば、
贅沢病としか理解しない
(下記〔資料〕参照)…のは、
2、30年も昔の情報が
更新されないままに放置されている結果だと思う。
普通は、
ホームレスの人に糖尿病が多いと聞けば、
なぜだろう?
と思うのではないか――。
政治家ならば、
それを不思議に思う鋭敏な注意深さが必要だと思う。
それとも、
自分以外の人間がどうなっていようと、
基本、知ったこっちゃないというのが本心だいうことか。
片山さんにあっては、
しめしめ
これで炊き出しの妨害ができ、
ホームレスの連中を懲らしめてやれるぞ
という貧しい対応しかできなかったということなのか。
とても薄ら寒い気持ちにさせられた。
「貧困の撲滅」というのは、
保守派にあっても
政治課題であっていいと思うのだが、
この人の場合は、
「貧困の撲滅」とは、
「貧者の撲殺」と同義なのかもしれない。
〔資料〕
「片山さつき議員バカ丸出し『ホームレスが糖尿病になる国ですよ』」
田中龍作ジャーナル(2014年12月30日 19:37)
☆ 記事URL:http://tanakaryusaku.jp/2014/12/00010515
野宿者(後姿)の血圧は上が190、下が120もあった。医師は「しょっぱい物は控えて下さいね」などとアドバイスしていた。=30日、渋谷宮下公園脇 写真:筆者=
渋谷区により公園を締め出された野宿者たちの「越年・越冬」。2日目のきょう(30日)は、国際NGO『世界の医療団』が健康相談を行った。
野宿者たちに つきもの の疾病は高血圧と糖尿病だ。過酷な生活と偏った食事が原因である。
炊き出しはオニギリやライスなど炭水化物が多い。炭水化物は体内で糖分に変わる。野菜や果物は不足しがちだ。
バランスよく、あれもこれも摂っての食事は、どだい無理である。糖尿病にならざるを得ない食生活なのだ。
『世界の医療団』のある医師は「貧困層ほど糖尿病が多い。貧困な国ほど糖尿病が多い。そういうデータが出ている」と話す。
『世界の医療団』による医療相談。医師が生活状況などについて問診しアドバイスしていた。=30日、渋谷宮下公園脇 写真:筆者=
生活保護削減の旗を振る片山さつき議員は、こうした当たり前の医療知識もないようだ。
「本当に困窮して3食食べられない人がどれ位いると思う? ホームレスが糖尿病になる国ですよ」-週刊誌の対談で片山議員はバカ丸出しの発言をした。(週刊朝日2012年7月20日号)
上述の医師は「そんな議員には世界のデータを見せたらいいんです」と憤る。
とはいえ国民の圧倒的多数は、偏らざるを得ない野宿者の食事と糖尿病との因果関係を知らない。片山さつき議員の発言は、メディアで増幅されて一人歩きする。
野宿者でなくても貧困層の食事は炭水化物が中心になりがちだ。バランスも悪い。
“ 生保受給者が糖尿病になる国ですよ ”。片山さつき議員の「バカ丸出し発言第2弾」が聞こえるようだ。
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