FACT / a fact of life (BOOM BOOM SATELLITES Remix)_short version
歌詞情報は、こちら。
パンク・ロックとして、前にThe Ramonesを紹介しました。非常に軽いノリで歌える曲でした。しかし、ネットで日本のファンのブログを覗くと「歌詞を何度聞いてもイメージが湧かんぞ~」という意見が圧倒的に多かったです。それで、ナチを模した曲に感じられることを伝えるため、訳詞しました。
「 a fact of life」という曲もパンクミュージックです。4月にリリースされたばっかりです。歌っているのは、FACTというグループです。戦争の「せ」の字も入ってませんが、この曲も戦争がテーマではないでしょうか。ただし、戦争と言っても、“敗戦”にむしろ重きを置いてそうですが・・・
FACTというグループは、日本人だけの5人編成です。USデビューを果たし、6月にはUK&EUでのリリースも決定したとのこと。今、結成10年目にして、海外で高い評価を得、逆輸入される形で軸足を日本に移そうとしている、といったところです。詳しくは、彼らを取材したHPがありますので、そちらを参照してください(→ My Spaceニュース )。
彼らの高い音楽性と映像美の素晴らしさを考えと、僕の拙訳をつけるのは犯罪ではないか、とも思いました。また音楽にさほどメッセージ性を求めない人もいるでしょう。その兼ね合いで迷うところ大でした。それで、動画をアップしてから、この記事を書くまで時間を要しました。
結論として、次のように考えることにしました。
「音楽には国境がない」とよく言いますよね。言葉が理解できなくとも、感動できるからでしょう。しかし、だからと言って、頭から歌詞が分からなくてよいと決めてかかるのも偏屈です。その土地、そのとき、その人が体験した状況を理解することで、共感の振幅は明らかに増します。下手な和訳でも、こんなものかなと思える手がかりがある方がいいのではないでしょうか? 叩き台ぐらいにはなるはずです。というわけで、訳します。
(少しばかりくどいですが、本当は、嫌なんですよ、英語の実力のほどが丸分かりだし、恥をさらす結果にしかならないと思ってますから。そこは汲んで下さいね。)
また、対訳方式で行きますね。その方が検証しやすいでしょう。
――
I forgot about the fact that there was someone in my past
過去に誰がいたっけか、そこんとこ、忘れちゃった
I feel time has passed so quickly since I took the photograph
そんなに昔だったのか、写真がセピア色
Thanks for the memory that doesn't fade in my heart
心に褪せない記憶に感謝です
Look at us, smiling in the photograph
見てよ、僕らは笑っている
You can see the secrets behind the fake smiles
作り笑いの裏にあるヒミツ
Thanks for the memory that doesn't fade in my heart
心に褪せない記憶に感謝です
The past was destroyed by you
過去は寄ってたかって壊された
Not going to forget
忘れないで
Our truth was hidden in darkness
僕らの真実は、暗闇のなか
The moment when it was destroyed is burned into history
破壊の一瞬は、歴史に刻み込まれたんだ
You can't rewind like a video
ビデオのようには巻き戻せない
Misleading future not required
不必要な危機管理で
Only the weak among you will be sacrificed
あなたの内の脆い部分が揉みくちゃにされるだけ
A false history is not necessary
嘘っぱちの歴史は必要ない
No matter what,
何が問題だろう
isn't even a harsh future better than a history made by somebody else?
熾烈な未来も嘘っぱちの歴史にゃかなわないんじゃないか・・・
Don't you think so?
そう思わない?
<追記>
FACTのCDを購入!
「a fact of life 」の和訳が添付されていましたので、
紹介します。
CDの和訳を“公式”であるとか、
考える必要はないです。
訴えかけてくるものがなければ、
その翻訳は、
失敗なだけです。
なぜ、こんな強気なことが書けるかというと、
沖縄への思い故です。
「a fact of life 」の歌詞を読んで
真っ先に思い出したのは、
沖縄戦後、進駐軍の管理下の置かれた
沖縄の子どもたちの笑顔です。
写真では
元気そうに見えるんだけど、
何割かは次々に死んで行きます。
無事になんとか育った子供が当時を振り返って
作った歌、
それがこの曲だと思いました。
だから翻訳の
甲乙は、
その気持ちがどこまで伝わるかだと思うのです。
英語の実力じゃないです。
すなわち、
いくら英語の実力があっても、
沖縄の
悲哀のようなものを
うまく描き込めてないと思ったら、
評価しません。
… … …
「a fact of life 」
そんな奴がいた事さえ忘れていた
写真を撮ったその時から、随分と時間が経った気がする
僕の心でいつまでも色褪せない思い出に救われる
写真の中で笑う僕ら
その笑顔の裏に隠された秘密が見えるだろう
この心でいつまでも色褪せない思い出に救われる
あなた達の手で破壊された過去
忘れることはできないさ
真実は闇の中に隠されている
歴史に刻まれたその瞬間
事実はビデオの様に巻き戻せはしない
作られた未来も必要ないのさ
弱い者達だけが犠牲になっている
偽りの歴史なんて必要ないのさ
どんなに過酷な未来でも
誰かに作られた歴史よりマシじゃないか?
そうは思わないか?
歌詞情報は、こちら。
パンク・ロックとして、前にThe Ramonesを紹介しました。非常に軽いノリで歌える曲でした。しかし、ネットで日本のファンのブログを覗くと「歌詞を何度聞いてもイメージが湧かんぞ~」という意見が圧倒的に多かったです。それで、ナチを模した曲に感じられることを伝えるため、訳詞しました。
「 a fact of life」という曲もパンクミュージックです。4月にリリースされたばっかりです。歌っているのは、FACTというグループです。戦争の「せ」の字も入ってませんが、この曲も戦争がテーマではないでしょうか。ただし、戦争と言っても、“敗戦”にむしろ重きを置いてそうですが・・・
FACTというグループは、日本人だけの5人編成です。USデビューを果たし、6月にはUK&EUでのリリースも決定したとのこと。今、結成10年目にして、海外で高い評価を得、逆輸入される形で軸足を日本に移そうとしている、といったところです。詳しくは、彼らを取材したHPがありますので、そちらを参照してください(→ My Spaceニュース )。
彼らの高い音楽性と映像美の素晴らしさを考えと、僕の拙訳をつけるのは犯罪ではないか、とも思いました。また音楽にさほどメッセージ性を求めない人もいるでしょう。その兼ね合いで迷うところ大でした。それで、動画をアップしてから、この記事を書くまで時間を要しました。
結論として、次のように考えることにしました。
「音楽には国境がない」とよく言いますよね。言葉が理解できなくとも、感動できるからでしょう。しかし、だからと言って、頭から歌詞が分からなくてよいと決めてかかるのも偏屈です。その土地、そのとき、その人が体験した状況を理解することで、共感の振幅は明らかに増します。下手な和訳でも、こんなものかなと思える手がかりがある方がいいのではないでしょうか? 叩き台ぐらいにはなるはずです。というわけで、訳します。
(少しばかりくどいですが、本当は、嫌なんですよ、英語の実力のほどが丸分かりだし、恥をさらす結果にしかならないと思ってますから。そこは汲んで下さいね。)
また、対訳方式で行きますね。その方が検証しやすいでしょう。
――
I forgot about the fact that there was someone in my past
過去に誰がいたっけか、そこんとこ、忘れちゃった
I feel time has passed so quickly since I took the photograph
そんなに昔だったのか、写真がセピア色
Thanks for the memory that doesn't fade in my heart
心に褪せない記憶に感謝です
Look at us, smiling in the photograph
見てよ、僕らは笑っている
You can see the secrets behind the fake smiles
作り笑いの裏にあるヒミツ
Thanks for the memory that doesn't fade in my heart
心に褪せない記憶に感謝です
The past was destroyed by you
過去は寄ってたかって壊された
Not going to forget
忘れないで
Our truth was hidden in darkness
僕らの真実は、暗闇のなか
The moment when it was destroyed is burned into history
破壊の一瞬は、歴史に刻み込まれたんだ
You can't rewind like a video
ビデオのようには巻き戻せない
Misleading future not required
不必要な危機管理で
Only the weak among you will be sacrificed
あなたの内の脆い部分が揉みくちゃにされるだけ
A false history is not necessary
嘘っぱちの歴史は必要ない
No matter what,
何が問題だろう
isn't even a harsh future better than a history made by somebody else?
熾烈な未来も嘘っぱちの歴史にゃかなわないんじゃないか・・・
Don't you think so?
そう思わない?
<追記>
FACTのCDを購入!
「a fact of life 」の和訳が添付されていましたので、
紹介します。
CDの和訳を“公式”であるとか、
考える必要はないです。
訴えかけてくるものがなければ、
その翻訳は、
失敗なだけです。
なぜ、こんな強気なことが書けるかというと、
沖縄への思い故です。
「a fact of life 」の歌詞を読んで
真っ先に思い出したのは、
沖縄戦後、進駐軍の管理下の置かれた
沖縄の子どもたちの笑顔です。
写真では
元気そうに見えるんだけど、
何割かは次々に死んで行きます。
無事になんとか育った子供が当時を振り返って
作った歌、
それがこの曲だと思いました。
だから翻訳の
甲乙は、
その気持ちがどこまで伝わるかだと思うのです。
英語の実力じゃないです。
すなわち、
いくら英語の実力があっても、
沖縄の
悲哀のようなものを
うまく描き込めてないと思ったら、
評価しません。
… … …
「a fact of life 」
そんな奴がいた事さえ忘れていた
写真を撮ったその時から、随分と時間が経った気がする
僕の心でいつまでも色褪せない思い出に救われる
写真の中で笑う僕ら
その笑顔の裏に隠された秘密が見えるだろう
この心でいつまでも色褪せない思い出に救われる
あなた達の手で破壊された過去
忘れることはできないさ
真実は闇の中に隠されている
歴史に刻まれたその瞬間
事実はビデオの様に巻き戻せはしない
作られた未来も必要ないのさ
弱い者達だけが犠牲になっている
偽りの歴史なんて必要ないのさ
どんなに過酷な未来でも
誰かに作られた歴史よりマシじゃないか?
そうは思わないか?
2015年10月15日早朝 記
no matter what
は
どんなことがあっても
とか
何があろうとも
---
その後も
どんなにつらい未来でも、誰かに作られたものよりはましだろう?
ですね
「どんなことがあっても
とか
何があろうとも」
とやってしまったのでは、後文に飲み込まれたも同じです。うまく慣用句を訳し入れたようで、無視した結果になっています。
さて、「たとえ・・・であっても」という表現には、普通、「構わない」という類の述語が対応しており、それが予定された形です。「構わない」にあたる述語を省略すると言うのであれば、反語が自然です。上の“区切って訳す”という条件は、それでこそ満たされます。つまり、「何が問題だろう」は、「何も問題ではない=構わない」という意味を含んだ反語表現だということなのです。
なお、関係代名詞の所、もう一度、じっくり勉強して見て下さい。
(2)「Aは、Bよりまし」
という、上二つの文章は、裏表の関係にあります。つまり、比較する際の尺度の方向が逆になってます。一方が“快”とするなら、他方は“不快”です。A<B、A>Bという不等式は、矛盾しているようですが、
AとBの大いさの尺度の正負を入れ替え、(ー)A>(ー)Bとするならば、矛盾しないですよね。
なぱしさんの批判というのは、(2)が理解しやすいのに対し、(1)は、難しい。
よって、(1)の訳は、誤りと言っているのに等しいですよ。僕個人としては、(2)の訳でも可と思ってます。ただ、どちらが原歌詞に忠実かと言うと、(1)でしょうね。だって、原歌詞は、
isn't even A better than B でしょう。isn'tとあるからには、述部に否定形を含んでいなければなりません。御一考くださいませ。
文法は忠太さんが正しいのですが、アルバムに載っている公式訳によると
「どんなに過酷な未来でも、誰かに作られた歴史よりマシじゃないか?」
となっています。実際、海外では日本で教えるほど文法に固執しないようですね。
忠太さんの英語力を責める訳ではないのですが、誤解が無いよう和訳の改正をお願いします。
正しいとか正しくないとかいう言い方をすれば、文法を問題せざるを得なくなります。それだけのことです。文法にこだわった訳など目指しているわけではないです。
ところで、「アルバムに載ってる公式訳」の意味が不明です。作詞はFACTという日本人グループの手になるものです。彼らにあっては、別に“公式訳”を認めなくとも、日本語でメッセージを伝えたいなら、FACT自身が日本語で歌うならこういう歌詞がよいと、新規に曲をリリースすればよいでしょう。日本語では曲にし難い内容だと彼ら自身が認めていることですし、その方がつじつまが合います。
なお、「海外では日本で教えるほど文法に固執しない」というのは、誤解です。ネイティブの人には固執しくて済むほどに文法が身につているのですよ。これは、日本人が文法にこだわらず、まず話しかけて行く姿勢が英語をマスターする上で大切、ということとは別論です。あなたの場合、英語力以前に日本語の能力に問題があるのかもしれませんね。責めているのではないですよ。誤解のないように問題点を指摘しているだけです。
文章と言うのは、文脈の中で生きもすれば死にもするのです。一文だけ取り出して、辞書の使用法と違う訳し方をしているだの、公式的じゃないだの権威的にあげつらうのでなく、この曲の歌詞は、こう訳したらよいという例は、全文紹介の上して下さい。
それと、言うまでもないですが、あなたが指摘するような“公式訳”なるものが存在するとして、あなたが何をしているかと言えば、著作権法違反です。
鋼というHNからして、頭が堅そうですが、トンカチで叩いて見てはいかがでしょう。少しは柔らかくなるかもしれないですね。おっと、僕もかなり失礼なこと言いますね。あなたの失礼さに対抗しようとすれば、ここまで言ってもまだ足りない気がします。一度、じっくりとお考えあれ。
>それと、言うまでもないですが、あなたが指摘するような“公式訳”なるものが存在するとして、あなたが何をしているかと言えば、著作権法違反です。
なにをおっしゃりたいのか意味がわかりません。
そもそも歌詞を無断でブログに記載してる時点で「あなたが著作権に觝触」しています。
じっくりとお考えになったほうがいいのはあなたじゃないかなあ。
しかし、引用元は、明記してますね。「あ~あ」
では済ましてません。
連座制で著作法違反の罪に問われるというのなら、
喜んで裁判所に出廷します。
しかし、罪に問われますかね~
たとえば、映画など観るとき、大抵、
スターや映画監督に「無断」ですわね。
ビデオ撮影をすれば別ですが、
記憶に頼り、こんなセリフがあったと
紹介するのは、許されるでしょう。
肝心なのは、典拠が明瞭だということです。
コメント、ありがとうございました。