のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

なんのかんばせあっての出版か(辺見庸「潜思録」にある言葉)

2008年12月11日 14時20分13秒 | Weblog
月刊誌「現代」(講談社)が最終号を出しました。

活字メディアの衰退は、新聞等を見て知っていましたが、

「現代」は、大丈夫だろうと楽観してました。

だから、最終号の文字を見たとき、ええっ!とか思いました。

僕は、熱心な愛読者じゃなかったから、“残念”という言葉を発するのは

おこがましいです・・・

しかし、大衆的な雑誌なのに、なぜ、追い詰められたのだろう、

と考えずにはおれませんでした。

内容も良心的でした。

おこがましいですが、やはり残念です。

せめて、廃刊にあたって、最終号で取り組まれたテーマを丁寧に追うことで、

同誌への哀悼の意を表します。

というわけで、しばらくは同誌からの引用が多くなると思います。

気になりそうだという方は、今の内にご購入されますように。

もちろん、お買いにならなくとも、

僕のブログを読む分には不自由しない(ように書くつもり)です。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最終号ですか… (あんじー)
2008-12-11 20:53:12
『現代』は旅行の時とか両親のどちらかが買って持っている事が多かったです。毎回購読していませんがもう読む事が出来ないのですね。

買って来ようかな。
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是非、是非、ご購入を (忠太)
2008-12-11 23:14:14
あんじーさんのご両親は、教養人なのですね!
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現代 (まま)
2008-12-11 23:58:37
こんばんは。
現代はいつも神経科の待ち時間に読んでいます。
主婦向けのゴシップ雑誌はどうも苦手なので…
なくなってしまうのはさみしいです。
今度から待合室で何をよもうかなあ…?
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☆ままさんへ (忠太)
2008-12-12 11:03:54
とても古い話になりますが、僕は、電車に乗れなくなって苦しんだことがあります。人間の歯が刃物に見えたのです。人と顔を合わすのが怖かったです。
テレビも見れなくなりました。人を殴るシーンとかがあるでしょう。そういうものを見ると、体がしびれて、乖離現象に近いものがありました。男と女のややこしい話も精神的に耐え得なかったです。
そんな心理状態に追い込まれたとき、この世から読みたい本が、ある一冊の例外を残して消え去りました。その例外的な書物の名は、「リーダーズ・ダイジェスト」。もうとうの昔に廃刊になっていますが。
この本には、とても心が癒されました。利他的な点で、PHPに似てなくもないけれど、紹介されてある文章の大部分が世界中から寄せられた素人の他愛無い世間話の訳文であったことと、ジョークの多さにおいて、特異な本でした。
僕が定期購読を申し込んだその年にリーダーズ・ダイジェストの廃刊が決まりました。
この本を読むことが唯一の娯楽だったのに、です。それが消失してしまったのです。ショックでしたよ…
僕はそれを転機にして、硬い本ばかり読むようになりました。たとえナチスの残虐行為を扱う本でも、硬い本の場合は、著者の心の痛みを難しい文章の行間に感じ取れました。柔らかい本というのは、暴力を楽しんでますよね。そんな本は、受け入れられなかったです。娯楽という名で、血に飢えた人間の欲求に直面するには、僕の心にデリカシーがありすぎたのです。
ままさんも、恐らく当時の僕と同じくデリカシーの強い方のようにお見受けいたします。
だから、ゴシップという名の他人に対する誹謗中傷が満載の週刊誌が読めないんだと思います。硬い本、一本で行くしかないですね。しかし、他人に何をお高くとまっているの?という冷ややかな視線を受ければ、ストレスが溜まります。そのような場合に備えて、読む本としては、上述のPHPなどがお勧めです。サイズが小さいし、持ち運びに便利です。ジョーク数が少ないのがこの本の難点ですが、週刊誌の下品なジョークを読まされるよりはましです。お試しあれ。
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