小出裕章先生のお話 via文化放送ソコトコ(11/10/17)
【要点】
――現状は、どうなっている?
情報自体が不正確で、何を拠り所にして良いか分らない。
4月17日に発表された工程表では、
1~3号機の炉心は半分まで
水があるということになっていた。
しかし、5月に入って、
1号機について、水位計を調整し直したところ
水のないことが判明したと言い出した。
2、3号機に関しては、
原子炉建屋に入ることさえできない。
1号機同様、水がないという可能性がある。
1号機について、
核燃料がメルトダウン。
圧力容器の底を溶かし抜いたということは、
東電も認めた。
ただ、格納容器まで突き破ったかどうかは不明。
――素人判断でも、圧力容器内に燃料がないなら、
冷温になるだろうことは想像に難くない。
どう考えればいいのか。
炉心は、地面にめり込んでいるのか。
溶け落ちたた燃料棒は、
崩壊熱を出し続ける。
それによって、地面を溶かし
膨張する。
つまり、100トンだったものが120トン、200トンとなって行く。
しかし、発熱量が一定ならば、
必ずバランスポイントがあるはずだ。
そうなった状態で
地下水と接触しないよう
バリアーで封じ込めるとよい。
地下5メーターないし10メーター辺りで、
固まるのではないかと思う。
――政府・東電は、なぜ、そうしないのか。
)金がかかる(2年後に深さ30メーターの遮蔽壁を建設すると言っているが)、
)被ばくの危険度が高い、ということがあるのだろう。
また、技術者の中には、
原子炉は厚い岩盤の上に建設されているので、
)地下水との接触はありえない、
と主張する人もいる。
地震・火山国、日本に
そのような岩盤の存在を想定するなど、
非現実的なのに。
【要点】
――現状は、どうなっている?
情報自体が不正確で、何を拠り所にして良いか分らない。
4月17日に発表された工程表では、
1~3号機の炉心は半分まで
水があるということになっていた。
しかし、5月に入って、
1号機について、水位計を調整し直したところ
水のないことが判明したと言い出した。
2、3号機に関しては、
原子炉建屋に入ることさえできない。
1号機同様、水がないという可能性がある。
1号機について、
核燃料がメルトダウン。
圧力容器の底を溶かし抜いたということは、
東電も認めた。
ただ、格納容器まで突き破ったかどうかは不明。
――素人判断でも、圧力容器内に燃料がないなら、
冷温になるだろうことは想像に難くない。
どう考えればいいのか。
炉心は、地面にめり込んでいるのか。
溶け落ちたた燃料棒は、
崩壊熱を出し続ける。
それによって、地面を溶かし
膨張する。
つまり、100トンだったものが120トン、200トンとなって行く。
しかし、発熱量が一定ならば、
必ずバランスポイントがあるはずだ。
そうなった状態で
地下水と接触しないよう
バリアーで封じ込めるとよい。
地下5メーターないし10メーター辺りで、
固まるのではないかと思う。
――政府・東電は、なぜ、そうしないのか。
)金がかかる(2年後に深さ30メーターの遮蔽壁を建設すると言っているが)、
)被ばくの危険度が高い、ということがあるのだろう。
また、技術者の中には、
原子炉は厚い岩盤の上に建設されているので、
)地下水との接触はありえない、
と主張する人もいる。
地震・火山国、日本に
そのような岩盤の存在を想定するなど、
非現実的なのに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます