のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

デューク大学医療センターの研究報告 / 「いじめの恩恵」

2014年05月20日 19時30分45秒 | 映画
サイト「National Geographic News」に

2014年5月12日付けで発表された

デューク大学の研究報告に関する記事が

掲載されてました。

☆ 記事URL:http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140514001

研究報告の中身はというと、

いじめには

恩恵があるというのです。

健康度の調査を

被験者のC反応性蛋白質(CRP)の血中濃度の計測によって

したと言います。

調査を率いた

ノースカロライナ州ダラムの

デューク大学医療センター精神医学・行動科学助教授、

ウィリアム・コープランド

(William Copeland)氏によると、

「CRPとは、心血管系リスクやメタボリック症候群などに関係するとされている慢性炎症のバイオマーカーで、これによって身体にかかるストレスを測り、「将来予想される健康問題の予兆を知ることができる」

とのことです。

いじめとの関わりで言うと、

人間は、

次の三類型に区別されます。

()純粋な加害者

()元被害者の加害者

()純粋な被害者

調査で分かったのは、

この三者間で、

()より()、()より()の順で

健康になっていくということです。

すなわち、

「他人をいじめることで自身は恩恵を受け、その代償を支払うことなく、さらには同年代の他の人たちに比べて精神的にも身体的にも健康である」と、

まことに不道徳な報告ですな。

しかし、事実としてそのような効果があるのなら、

文句を言うのは筋違いですね。

この研究は、

「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌オンライン版に

発表されたそうです。

ただ、記事のまとめとして一言。

文句は言わないけれど、

muno-bot@bot_munoさんが指摘されるような、

――事実は多面である。真実は一個である。事実をたくさん語っても、真相を語っているとは限らない。事実をたくさん並べて、その中に真相を隠す手口もある。真相はしばしば事実と事実とのつなぎ目に存在する。真相は、発見しようと努力しないと見ることができない #Ni dieu ni maitre 〔16:12 - 2014年5月19日 〕――

という考慮は必要でしょうな。

この観点が欠けると

データー信仰に陥る可能性がありますので、

要注意です。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿