のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

医師にはアンタッチャブルになりつつある甲状腺検査

2014年04月22日 20時59分02秒 | 放射能の脅威
テレビ番組の書き起こしって

根気の要る作業です。

しかし、その成果である

書き起こされた文字さえ読めればそれでいい

というわけのものではないです。

番組の要になる場面での

画像があれば、

嬉しい。

それがなくても

書き起こしの対象になった

動画だけでも…と思うでしょ、普通?

贅沢な願いですか。

そんな思いに応えるべく添付された

動画や画像等の

ことごとくが削除された

ブログ記事があります。

「みんな楽しくHappy♡がいい♪」

というサイトの記事です。

そこには、

3月11日放送の番組、

『報道ステーション』

すなわち、

TBSの古舘伊知郎さんが

取り上げた

甲状腺がんに関する取材が

書き起こされてました。

下のURL先に飛ばれて

中身を確認されたらいいでしょう。

実際、動画だけでなく、

その記事に添付された画像(キャプチャーと呼ぶ)までが

剥ぎ取られた無残なページを見て、

心寂しく、

唖然とします。


☆ 記事URL:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3607.html

その凄まじいまでの削除の徹底振りに

何としても

隠し通そうとする

権力の冷酷な意思を感じます。

でも、何を隠蔽すると言うのか?

思うに、二つですな。

一つは、福島での甲状腺ガン発症の実態です。

もう一つは、

東京でのそれです。

県民健康管理調査検討委員会の星北斗座長は、

「33人の甲状腺ガンが出ても放射線の影響は考えにくい」

と嘯(うそぶ)きます。

ある担当者は、

「切ればいい。死ぬわけじゃないんだから」

と済ましていました。

その認識の“軽さ”は驚異的です。

古舘さんは、

三田医師を取材して

東京・関東の子どもたちの血液、

特に白血球の数値が低くなっていることを知ります。

しかも血液に異常が出たのは、

柏市や三郷市のようなホットスポットだけでなく、

埼玉市や川崎、横浜、相模原の子どもたちもということでした。

三田先生は、

番組への協力を約束します。

ところが、

数日後に連絡が来て、

「実は東京が危ないということは報道できない」と、

全面カットになったそうです。

結局、福島だけの問題になったわけです。

しかし、ことは、

それで収まりませんでした。

三田医院は、

数少ない甲状腺検査(エコーと血液検査)をしてくれる医院だったと言います。

これにはわけがあって、

どの医院も

「ふくいちからの放射線による甲状腺懸念に結び付ける検査はするな」

という“お達し”があったせいで、

お訪ねしても

診療拒否されるケースがほとんどだったみたいです。

そんな環境の中、

三田医院は、

小さな子供を持つ母親たちの駆け込み寺となっていました。

まさに寝食を忘れての検査の日々が

続いたようです。

しかし、その三田医師が

ご家族の関係で3月末日を持って医院を閉鎖されました。

4月21日から、

岡山で開業の運びとなったとのことです。

サイト「カレイドスコープ 」に

その間の説明があります。

実は、去年、甲状腺検査などのレセプトが切られ、

開業医では

子供の甲状腺検査と治療が

実質的にできなくなっていたとのことです。

☆ 記事URL:http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2776.html

つまり、レセプトと呼ばれる

医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に請求する医療報酬の明細書が

ないと、

報酬が手に入らなくなるのです。

そうなると、

生活できません。

3ヵ月も遡って、

突然に、切られたらしいです。

姑息な手段によって

兵糧攻めに遭ったというしかないです。

恐ろしい国ですね、日本は。

安倍政権が

これらの嫌がらせを通して伝えているメッセージは

次の通りです。

「原子力政策に都合の悪いことは黙っていろ! 調べるな!」

ということ。

ただ、少し希望の持てる話もあります。

福島県の県民健康調査に、

内部から「NO」の声が出始めたのです。

下に、

資料として

それに関する情報を転載しておきます。



〔資料〕

「福島原発事故の県民健康調査が八方ふさがり」

   東京新聞(2014年4月20日)

☆ 記事URL:http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014042002000116.html

 福島原発事故の健康影響を調べる福島県の県民健康調査に、内部から「NO」の声が出始めた。焦点の事故と小児甲状腺がんの関連について、県は一貫して「関連は考えにくい」と否定してきたが、専門評価部会メンバーである東京大医学部の渋谷健司教授が先月の部会で「いまの検査の仕方では評価できない」と県の姿勢に異議をとなえた。県は無視を決め込むものの、結論ありきの調査はもはや崩壊寸前だ。 (榊原崇仁)


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