僕がまだ紅顔の美少年だった頃、え? 誤字があるって・・・、「紅」でなく
「厚」だろうって? 分かります? しゃぁないな、正直に言います。
眉目秀麗な洟垂れ小僧だった時分、これならいいでしょう? 異論は、却下いたし
ます。
さて、僕がそのようなお子様であったとき、人に謝るのが苦手でした。ガキ用語で
謝罪の意志を伝えるためには「すまん」で充分なんです。しかし、大人が許さな
い。
「『すまん』やないやろ」と、後ろから小突かれ、途方に暮れたことが度々です。
大人になってからは、そして介護を始めてからは特に、「ごめん」を多用していま
す。
この「すまん」と「ごめん」、どこがどう違うのでしょう。
「すまん」の「ん」は、「すまぬ」の「ぬ」音便化。「すまぬ」は、漢字表記す
ると、「済まぬ」か「澄まぬ」、どちらでもいいようです。
「ごめん」の方は、「罪を免ずる」から転じ、相手に寛容を乞う表現です。
「すまん」の方は、「気がすまぬ」ということで、自分の気持ちを問題にしている
ことは明らかです。このままでは自分の気持ちに収まりがつかないと言うことです
ね。「すまん」を丁寧に言えば、「すみません」になる。しかし、他人行儀な印象
も与える。また、謝罪のときには、自分の気持ちを云々しない方がいいかもしれな
い。だとすると、さほど丁寧でもない「ごめん」が適切かもしれない。しかし、
「ごめん、ごめん、ごめんなサイです♪」と連発すると
(なんかおちょくっているようやな)と受け取られる。
こんなときは、
「どうも、申し訳ございませんでした」と言い直せばよい(これで、相手がすん
だことにしてくれるかどうかは別ですが)。
いかにして人は厚顔になるかの講義でした。ごめんなさい。でも、言っときます。
介護は、厚顔でないとできないですよ。
「厚」だろうって? 分かります? しゃぁないな、正直に言います。
眉目秀麗な洟垂れ小僧だった時分、これならいいでしょう? 異論は、却下いたし
ます。
さて、僕がそのようなお子様であったとき、人に謝るのが苦手でした。ガキ用語で
謝罪の意志を伝えるためには「すまん」で充分なんです。しかし、大人が許さな
い。
「『すまん』やないやろ」と、後ろから小突かれ、途方に暮れたことが度々です。
大人になってからは、そして介護を始めてからは特に、「ごめん」を多用していま
す。
この「すまん」と「ごめん」、どこがどう違うのでしょう。
「すまん」の「ん」は、「すまぬ」の「ぬ」音便化。「すまぬ」は、漢字表記す
ると、「済まぬ」か「澄まぬ」、どちらでもいいようです。
「ごめん」の方は、「罪を免ずる」から転じ、相手に寛容を乞う表現です。
「すまん」の方は、「気がすまぬ」ということで、自分の気持ちを問題にしている
ことは明らかです。このままでは自分の気持ちに収まりがつかないと言うことです
ね。「すまん」を丁寧に言えば、「すみません」になる。しかし、他人行儀な印象
も与える。また、謝罪のときには、自分の気持ちを云々しない方がいいかもしれな
い。だとすると、さほど丁寧でもない「ごめん」が適切かもしれない。しかし、
「ごめん、ごめん、ごめんなサイです♪」と連発すると
(なんかおちょくっているようやな)と受け取られる。
こんなときは、
「どうも、申し訳ございませんでした」と言い直せばよい(これで、相手がすん
だことにしてくれるかどうかは別ですが)。
いかにして人は厚顔になるかの講義でした。ごめんなさい。でも、言っときます。
介護は、厚顔でないとできないですよ。
簡単な言葉でも気持ちが伝われば受け取ってくれるのではないでしょうか。
私は謝り下手なのですが、相手に伝わらないのは謝罪の心があるのか無いのか…はたして?
多用したことがあります・・・
通じていたのがどうか、未だに不明です。
謝罪の言葉は、簡単でいいのでしょうね。相手が対等
の男なら「すまん」は、今も愛用してます。
下手の横好きという言葉があるでしょう。そこで自戒
の念を込めて反省。過剰な謝罪は厭味なだけみたいだ
とね。でも、自分が本当に悪いと思ったのなら素直に
謝ればいい。下手もクソもないですよ。謝らないでい
て、縁が切れるよりはましだと思う。