福島県が実施している
「県民健康管理調査」の問診票をもとに
千葉県にある放射線医学総合研究所(以下、放医研)が
調べているのは、
個々人の外部被ばく線量の推計です。
内部被ばくの線量ではありません。
しかし、問診票には
次のような設問があります。
・家庭菜園などで採れた野菜・果物をたべたか。
・家畜の乳を飲んだか。
・飲料した水は、井戸水か。水道水か。市販のミネラルウォーターか。
飲食物以外にも、
・原発事故直後、どこに何時間いたか。
これらの行動記録から
内部被ばくを本当に推計されないか――。
これにつき疑問を抱いた
清野かほり氏が
放医研に問い合わせたところ、
「個人的には、内部被ばくは推計できる、と思います。
ただ、放医研は、
業務委託されてやっているだけなので、
調査方針に口出しする立場にない」
との返答を得たということです
(週刊「金曜日」4/6号参照)。
専門家集団が
口出しできないという意外な事実を知って、
原発再稼働に際し、
斑目原子力安全委員会委員長が口にした言葉を思い出しました。
すなわち、
ストレステストの結果につき、
「妥当」とした
保安院の判断を覆す立場にないと言ったことです。
具体的な表現としては、
停止中の原発を再稼働する条件とされている
安全評価(ストレステストによる)の一次評価について
了解するとしても、それは、
「再稼働を是とする趣旨ではない。
二次評価まで終わらなければ、安全性の判断はできない」
だったですかね。
保安院の判断に水を差す格好になったわけですが、
見事に無視されました。
“御用”学者という非難がなされる一方で、
その分野のトップの専門家として
待ったをかけました。
しかし、どうにも、こうにも
政府に玩具にされる、
超えるに越えられない厚い壁があるのですな。
福島県の18歳以下の子どもの数は、
約36万人。
小児甲状腺発がん率が100万人に一人なら、
確率的には、
この病気で死ぬ福島の子どもはいないはずです。
もし、一人でも出たら、
政府・東電は、
無条件で家族全員に対する支援策を
講じて頂きたいと願います。
白血病や心臓疾患等、
大病を患った場合も同様のことが言えるでしょう。
国民の一人、一人は弱くとも
集まれば、
政府を転覆させる力さえあることをお忘れなく。
「県民健康管理調査」の問診票をもとに
千葉県にある放射線医学総合研究所(以下、放医研)が
調べているのは、
個々人の外部被ばく線量の推計です。
内部被ばくの線量ではありません。
しかし、問診票には
次のような設問があります。
・家庭菜園などで採れた野菜・果物をたべたか。
・家畜の乳を飲んだか。
・飲料した水は、井戸水か。水道水か。市販のミネラルウォーターか。
飲食物以外にも、
・原発事故直後、どこに何時間いたか。
これらの行動記録から
内部被ばくを本当に推計されないか――。
これにつき疑問を抱いた
清野かほり氏が
放医研に問い合わせたところ、
「個人的には、内部被ばくは推計できる、と思います。
ただ、放医研は、
業務委託されてやっているだけなので、
調査方針に口出しする立場にない」
との返答を得たということです
(週刊「金曜日」4/6号参照)。
専門家集団が
口出しできないという意外な事実を知って、
原発再稼働に際し、
斑目原子力安全委員会委員長が口にした言葉を思い出しました。
すなわち、
ストレステストの結果につき、
「妥当」とした
保安院の判断を覆す立場にないと言ったことです。
具体的な表現としては、
停止中の原発を再稼働する条件とされている
安全評価(ストレステストによる)の一次評価について
了解するとしても、それは、
「再稼働を是とする趣旨ではない。
二次評価まで終わらなければ、安全性の判断はできない」
だったですかね。
保安院の判断に水を差す格好になったわけですが、
見事に無視されました。
“御用”学者という非難がなされる一方で、
その分野のトップの専門家として
待ったをかけました。
しかし、どうにも、こうにも
政府に玩具にされる、
超えるに越えられない厚い壁があるのですな。
福島県の18歳以下の子どもの数は、
約36万人。
小児甲状腺発がん率が100万人に一人なら、
確率的には、
この病気で死ぬ福島の子どもはいないはずです。
もし、一人でも出たら、
政府・東電は、
無条件で家族全員に対する支援策を
講じて頂きたいと願います。
白血病や心臓疾患等、
大病を患った場合も同様のことが言えるでしょう。
国民の一人、一人は弱くとも
集まれば、
政府を転覆させる力さえあることをお忘れなく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます