のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

空間線量計で汚染度を図るダマシの原点――児玉教授への疑念

2012年04月01日 19時14分25秒 | Weblog

「Everyone says I love you !」というサイトがあります。

このサイトに、「児玉龍彦東大教授 満身の怒り! 参考人説明 衆院厚労委員会」

というタイトルの記事があります。

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/d439c3a338a7a8077bc2b6bd6b4d4a31

児玉龍彦という東大教授が

衆院厚労委員会における参考人説明で

一躍名を上げたのが

よく了解できます。

しかし、残念ながら、この人、

とことん御用学者です。

御用らしく、

芝居がとてもうまいんです。

ただ、岩上安身氏のインタビュー番組で、

ちらりと

「これで東大の面子は保たれたかな」

とぬかしておりました。

このセリフで

せっかくに芝居も台無しです。

そのつぶやきに接し、

何んとも嫌な気分になりました。

衆院厚労委員会で見せた、あの熱気は

猿芝居だったか――と。

「お医者さん」としての適正さえ疑います。

案の定、そういう僕の思いを

裏付ける

南相馬からの

彼の行動に疑問を投げかける

ビデオが見つかりました。

大山弘一市議会議員さんへのインタビューを

収めたものです。

必見ですよ、このビデオ!

An interview with Mr. Koichi Oyama from Minamisoma (Oct.2011)


細野大臣が

空間線量計を持って

汚染度を測るパフォーマンスの愚かさは

世界から嘲笑されていると、

前に述べました。

その原点と言ってもよい考え方は、

この御用学者が

出所だったのですね。

「巧言令色鮮なし仁」

という孔子の言葉を思い出しました。

細野大臣は、

「政府(東電)」の

責任逃れに奉仕する御用学者の小理屈を

利用しただけなのかな、

大臣も仁が少なそうではありますな。



以下、動画の要点整理のつもりで

論点をまとめてみます。

 
  【まとめ】

第一、南相馬市など、

肝心なとき、線量計がそれを必要とする者へ渡らなかった。

事故後、百数日が過ぎ、目立つガンマ―線核種が

四,五個なくなくなったとき、

にわかにモニタリングが

話題になり、

線量が記録されるようになった。

そのときになって、

線量計も手に入るようになった。

第二、除染は、南相馬のわずか1%にすぎない地域でも

除染するのに10億円かかる。

ピンポイントの除染は、無意味。

そんなこと、国も分かっていて、実際の除染は、ボランティア任せだ。

なぜ、政府(東電)の職員がしなのか――。

第三、児玉東大教授は、

人物として、実に、軽い。

大仰な肩書を持っているが

自称ボランティアらしい。

そしてボランティアと称しつつ、

“共同記者会見”をする・・・。

あるいは、

こうも言えるだろう。

彼は、ボランティアと称しつつ、

現場には、姿を現さない!、と。

市と協定を結び

降りるようになった予算につき、

「交通費、実費支給という程度の意味」とのたまったそうだ。

要望に取りあわない口実なようだ。

きっと、耳を貸したくないというのが

この人の本音なのだろう。

第三、プルトリウムは四種類ある。

その内、三種類のみ取り上げ、

ほとんど検出されなかったなどとほざく。

しかし、残りの一種類に焦点をあてた調査を行うと、

前三者合算量の

50倍のプルトリウムが検出される。

質問をすると、

「検査が難しく、見つからない」

と答える。

こう答えてるの、専門家だよ!

児玉教授って日本の放射線研究の元締めなのに、

こういう説明で良しとしているわけだ。

事故の際、

放出された31個の核種が

どこでどうなっているか

調べられた形跡がない。

アルファ線、ベーター線は見ない!

考えない!

で押し通されている。

つまり、見ざる、言わざる、聞かざる・・・

お猿さんだな、こりゃ。

しかし、人間がお猿さんにならなくとも、

山に本物のお猿さんが一杯いる。

第四、お猿さんが

放射性降下物に溢れかえる山の中で

どうなったか、ちょっと調べりゃ

故郷の帰るのが

妥当かどうか

すぐに分かるじゃないか。

児玉龍彦東大教授は、

どうして、そんな簡単な調査の代わりに、

滑り台の

右側か左側かに着目して、

放射性物質の取り除きを云々するのだろう。

「避難」の二文字を認めたら、

御用の名がすたるか。

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