新幹線にガソリン男出没という設定で対応訓練したって…

新幹線で

ガソリンによる焼身自殺と報道された事件があった。

未だ遺書も見つかっていないし、

事件の全貌が明らかにされていない。

然るに、

「国民年金生活者の貧困ゆえの自殺」

とされ、

新幹線のセキュリティは大丈夫なのか

という観点のみの

報道がなされ、

心がとても荒ぶ思いがした。

その傷口に塩を

塗り込むような報道がまたあった。

新幹線内の

焼身自殺というシチュエーションでの

事件の特異性を問わず、

事故訓練がなされたというのだ

（下記〔資料〕参照）。

焼身自殺は、

思いつきで出来ることではない。

なぜ、それが分らないのか。

事故訓練をする前に、

自殺原因が

「国民年金生活者の貧困」にあるというなら、

優先して

そちらの問題を取り上げるべきだ。

それができないのは、

苛め問題に通じる

モラル・ハザード――弱者は、勝手に死ね――という

今の日本を支配する社会病理現象が

それほど深刻だという証だ。


〔資料〕

「新幹線にガソリン男出没　実際の車両で対応訓練」

　　　テレ朝ニュース(2015/07/30 18:11)

☆　記事URL：http://www.1001portails.com/tv-asahi_co_jp_rss_ann_annnews_xml-t-53783-30387034-%e6%96%b0%e5%b9%b9%e7%b7%9a%e3%81%ab%e3%82%ac%e3%82%bd%e3%83%aa%e3%83%b3%e7%94%b7%e5%87%ba%e6%b2%a1%e3%80%80%e5%ae%9f%e9%9a%9b%e3%81%ae%e8%bb%8a%e4%b8%a1%e3%81%a7%e5%af%be%e5%bf%9c%e8%a8%93%e7%b7%b4.html#.VbqGU_4Vicw


転載元：1001portails Japan @1001ptsJP さんのツイート〔20:36 - 2015年7月30日 〕

新幹線の車内で男が焼身自殺をした事件を受け、訓練が行われました。

　訓練は、東京・品川区でJR東海の社員ら約80人が参加して不審な男が現れたという想定で行われました。男はガソリンが入ったタンクを取り出し、ナイフで警察官を威嚇します。その瞬間、警備犬が飛び掛かり、男は取り押さえられました。参加者は、緊急時に列車を停止させる非常用ブザーなどの位置を確認していました。警視庁は、来年5月の伊勢志摩サミットに向けて鉄道各社と連携し、警備を強化していく方針です。