「『美味しんぼ』の問題に関する個人的見解」として、
サイト「きっこのブログ」に
鼻血をめぐっての
自民党の関係者の心変わりを
不実として、
指摘されてます。
次の通りです。
―ー今から2年前の民主党政権下では、自民党は、「原発事故による被曝の影響で、周辺地域では子どもたちに鼻血などの症状が多発している」として、当時の民主党政権の事故対応を批判していたのだ。「安全だ」「直ちに健康に影響はない」と言っていた事故当時の枝野幸男官房長官や、後の平野博文文部科学相を批判していたのだ。
これって、おかしくない?だって、今は自民党のほうが「安全だ」「鼻血は原発事故とは因果関係はない」と言って、実際に鼻血が止まらないと言っている多くの人たちのことを批判してるんだよ。2年間も取材して原作を書いてる人のことを批判してるんだよ。双葉町にしたって、福島県にしたって、今回の「美味しんぼ」の内容を批判するのなら、どうしてこの時は自民党のことを批判しなかったの?複数の自民党議員たちが、これだけハッキリと「多くの子どもたちが鼻血を出している」「原発事故による被曝が原因じゃないのか」と国会で連呼してたのに、どうして「風評被害だ!」って騒がなかったの?
少なくとも、自民党は、当時の双葉町町長だった井戸川氏の鼻血の例を挙げて民主党政権を批判したのだから、今になって井戸川氏の主張を否定するのは、絶対に筋が通らないと思う。これじゃあ、敵対する政権や政党を攻撃する材料に、井戸川氏を利用してただけじゃん、福島の子どもたちを利用してただけじゃん。TPPでも、選挙の前と後とで言ってることが正反対になったけど、自民党のやり方って、あまりにも国民をバカにしてると思う。そして、何よりもかわいそうなのが、こんな政権に利用され続けてる福島の人たち、原発事故の被害者たちだ。――
☆ 記事URL:http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2014/05/post-6515.html
さて、上掲ブログに
自民党議員の
天をも恐れぬ不埒な質疑が
紹介されています。
記録にとどめおくため
以下に
まとめ直させて頂きます。
まず、不埒な質疑トップバッターは、
この人。
参議院議員の熊谷大(ゆたか)氏
2012年3月14日の参院予算委員会で、
次のように質疑されました。
「(大臣や官房長官は)大きな不安はないと言っていますが、これは(宮城県の)県南のある小学校の保健便りです。4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ人数469名に頭痛、腹痛、鼻出血が出ているんです。こういう結果が出ているのに、それでも本当に不安はないと言えるのですか?」
同氏は、
翌週3月22日の文教科学委員会においても
次のように質疑された由です。
「(多くの子どもたちが体調を崩している)そういった状況で、(当時の枝野幸男)官房長官は『人体には影響はない』と繰り返し発表していました。この前の予算委員会でも紹介しましたが、宮城県の南部のある小学校の保健便りを見ると、4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ469名が利用し、頭痛、腹痛、鼻出血の順に多かったのです。平野(博文文部科学)大臣、この事実をどのようにお考えになりますか?」
2番手は、翌月の
自民党の参議院議員の山谷えり子氏の発言です。
2012年4月25日、憲法審査会においてなされました。
「(双葉町の)井戸川町長が雑誌のインタビューでこんなことを言っています。『国や東電は、止める、冷やす、閉じ込めると言い張って絶対に安全だと言ってきたが、このような結果になり我々は住むところも追われてしまった。放射能のために学校も病院も職場も全て奪われて崩壊してしまった。私は脱毛しているし毎日鼻血が出ている。この前、東京のある病院に被曝しているので血液検査をしてもらえますかとお願いしたら、調べられないと断られましたよ。我々は被曝させられたのに、その対策もない検査もしてもらえない』、これは本当に重い発言だと思います」
3番手は、参議院議員の森まさこ氏の質疑です。
6月14日、東日本大震災復興特別委員会においてなされました。
「(将来的に子どもたちが原発事故が原因で病気になった場合)被害者の方が、子どもたちの方が、この病気は原発事故によるものだということを立証しなければならない。これはほとんど無理なのです。(中略)具体的には、こんな心配の声も聞いています。子どもが鼻血を出した、これは被曝による影響じゃないかと心配で、診察してもらった、検査してもらった、そのお金はどうなるんですか?ということです」と。
上、御三方、いずれも自民党の議員さんでいらっしゃいます。
きっこさんが挙げられた
「当時の双葉町町長だった井戸川氏の鼻血の例を挙げて民主党政権を批判したのだから、今になって井戸川氏の主張を否定するのは、絶対に筋が通らない。これじゃあ、敵対する政権や政党を攻撃する材料に、井戸川氏を利用してただけじゃん、福島の子どもたちを利用してただけじゃん」
という批判につき、
どう反論されるのでしょう。
ここをきちんと説明できないで国民に
沈黙を
強いるのは言論封殺以外の
何物でもないんじゃないでしょうか。
被害は、
風評被害に尽きるものじゃないです。
言論封殺によるところの
被害もあります。
実は、
後者のもたらす被害の方が
大きくて危険です。
沈黙を守って、
政府の求めるままに
何も言わない、聞かない、見ないでいたら、
放射能による被害は、
何もなかったことにされてしまうからです。
風評とはそもそも
情報不足なところから生じるものであることを
片時も、我々は、
忘れないようにしましょう。
サイト「きっこのブログ」に
鼻血をめぐっての
自民党の関係者の心変わりを
不実として、
指摘されてます。
次の通りです。
―ー今から2年前の民主党政権下では、自民党は、「原発事故による被曝の影響で、周辺地域では子どもたちに鼻血などの症状が多発している」として、当時の民主党政権の事故対応を批判していたのだ。「安全だ」「直ちに健康に影響はない」と言っていた事故当時の枝野幸男官房長官や、後の平野博文文部科学相を批判していたのだ。
これって、おかしくない?だって、今は自民党のほうが「安全だ」「鼻血は原発事故とは因果関係はない」と言って、実際に鼻血が止まらないと言っている多くの人たちのことを批判してるんだよ。2年間も取材して原作を書いてる人のことを批判してるんだよ。双葉町にしたって、福島県にしたって、今回の「美味しんぼ」の内容を批判するのなら、どうしてこの時は自民党のことを批判しなかったの?複数の自民党議員たちが、これだけハッキリと「多くの子どもたちが鼻血を出している」「原発事故による被曝が原因じゃないのか」と国会で連呼してたのに、どうして「風評被害だ!」って騒がなかったの?
少なくとも、自民党は、当時の双葉町町長だった井戸川氏の鼻血の例を挙げて民主党政権を批判したのだから、今になって井戸川氏の主張を否定するのは、絶対に筋が通らないと思う。これじゃあ、敵対する政権や政党を攻撃する材料に、井戸川氏を利用してただけじゃん、福島の子どもたちを利用してただけじゃん。TPPでも、選挙の前と後とで言ってることが正反対になったけど、自民党のやり方って、あまりにも国民をバカにしてると思う。そして、何よりもかわいそうなのが、こんな政権に利用され続けてる福島の人たち、原発事故の被害者たちだ。――
☆ 記事URL:http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2014/05/post-6515.html
さて、上掲ブログに
自民党議員の
天をも恐れぬ不埒な質疑が
紹介されています。
記録にとどめおくため
以下に
まとめ直させて頂きます。
まず、不埒な質疑トップバッターは、
この人。
参議院議員の熊谷大(ゆたか)氏
2012年3月14日の参院予算委員会で、
次のように質疑されました。
「(大臣や官房長官は)大きな不安はないと言っていますが、これは(宮城県の)県南のある小学校の保健便りです。4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ人数469名に頭痛、腹痛、鼻出血が出ているんです。こういう結果が出ているのに、それでも本当に不安はないと言えるのですか?」
同氏は、
翌週3月22日の文教科学委員会においても
次のように質疑された由です。
「(多くの子どもたちが体調を崩している)そういった状況で、(当時の枝野幸男)官房長官は『人体には影響はない』と繰り返し発表していました。この前の予算委員会でも紹介しましたが、宮城県の南部のある小学校の保健便りを見ると、4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ469名が利用し、頭痛、腹痛、鼻出血の順に多かったのです。平野(博文文部科学)大臣、この事実をどのようにお考えになりますか?」
2番手は、翌月の
自民党の参議院議員の山谷えり子氏の発言です。
2012年4月25日、憲法審査会においてなされました。
「(双葉町の)井戸川町長が雑誌のインタビューでこんなことを言っています。『国や東電は、止める、冷やす、閉じ込めると言い張って絶対に安全だと言ってきたが、このような結果になり我々は住むところも追われてしまった。放射能のために学校も病院も職場も全て奪われて崩壊してしまった。私は脱毛しているし毎日鼻血が出ている。この前、東京のある病院に被曝しているので血液検査をしてもらえますかとお願いしたら、調べられないと断られましたよ。我々は被曝させられたのに、その対策もない検査もしてもらえない』、これは本当に重い発言だと思います」
3番手は、参議院議員の森まさこ氏の質疑です。
6月14日、東日本大震災復興特別委員会においてなされました。
「(将来的に子どもたちが原発事故が原因で病気になった場合)被害者の方が、子どもたちの方が、この病気は原発事故によるものだということを立証しなければならない。これはほとんど無理なのです。(中略)具体的には、こんな心配の声も聞いています。子どもが鼻血を出した、これは被曝による影響じゃないかと心配で、診察してもらった、検査してもらった、そのお金はどうなるんですか?ということです」と。
上、御三方、いずれも自民党の議員さんでいらっしゃいます。
きっこさんが挙げられた
「当時の双葉町町長だった井戸川氏の鼻血の例を挙げて民主党政権を批判したのだから、今になって井戸川氏の主張を否定するのは、絶対に筋が通らない。これじゃあ、敵対する政権や政党を攻撃する材料に、井戸川氏を利用してただけじゃん、福島の子どもたちを利用してただけじゃん」
という批判につき、
どう反論されるのでしょう。
ここをきちんと説明できないで国民に
沈黙を
強いるのは言論封殺以外の
何物でもないんじゃないでしょうか。
被害は、
風評被害に尽きるものじゃないです。
言論封殺によるところの
被害もあります。
実は、
後者のもたらす被害の方が
大きくて危険です。
沈黙を守って、
政府の求めるままに
何も言わない、聞かない、見ないでいたら、
放射能による被害は、
何もなかったことにされてしまうからです。
風評とはそもそも
情報不足なところから生じるものであることを
片時も、我々は、
忘れないようにしましょう。
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